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玉城知事、国政への不当干渉



* はじめに
沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる県民投票がおこなわれた。辺野古沿岸部の埋め立てに「反対」が七割超となった。この結果、玉城知事は安倍首相とトランプ大統領に飛行場移転を断念するよう要請することとなった。投票は有権者の半分をこえ、反対が七割をこえたことは私には驚きだった。さて感想である。

* 感想
玉城知事だが、私にはあきらかに筋違いの要求を付きつけ国政に不当な干渉をしようとしてるとみえる。上念司氏が、日米の合意にもとづき移転がきまり、安全保障の観点から代替案がないこと、さらに一つの県が国政に不当な影響をあたえることの危険性、憲法違反の問題を解説しておられる。地政学上の沖縄の位置から代替案がないのに、それを不可能とする結果である。知事は不当に国政に干渉しようとしてるとみえる。かりに、そうでないというなら。

国政に無関係で、この結果は何の意味があるのだろう。普天間飛行場が返還される結果、再開発、地域の発展が見こめる。なのにただ反対である。何の意味があるのか。上念氏もいっておられるようにこの投票は筋違いである。野党の政治家についてである。

この結果をことさらおもくみて安倍政権を批判する野党の政治家もいる。この問題は国会で議論すべき問題だ。かっての沖縄県知事も米国に何度も陳情してた。その間に日本で国政選挙が何度もあった。こうして基地問題は今にいたる。野党の政治家はみずからの力不足をはじるとともに、知事の国政への不当な干渉の危険性を指摘すべきだ。結論である。

* 結論
たしかに今回の結果にもとづき玉城知事は要望することができる。だが国政への不当な干渉はゆるされない。たしか有権者の二十パーセントをこえると知事に投票結果への尊重義務がうまれるとする規定があるそうだ。彼はほんとうに国政への不当干渉をすててるのだろうか。彼は参議院議員の職をすて知事にてんじた。わさわざ国政の王道をすて知事となってこのような筋違いの行動をとってる。あえて邪道をすすもうとしてるのか。その意図をふかくうたがう。ねがわくば、国政への不当干渉の意図がないこと。今回の投票結果が沖縄県の地域発展につながること。これを国民の皆さんに説明していただきたい。そうおもう。


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ツィッターの刺激



* はじめに
最近ツィッターをはじめた。専門家の論爭を身じかにかんじられ、刺激的だ。そこで高橋洋一氏の発言に共感したので紹介する。彼は日本の財政は破綻してないと繰りかえし主張してる。だがあいかわらずの破綻論が横行。そこで、破綻の定義もせず破綻論を展開してるとか、破綻確率をしめせ、あるいは自分の予測を批判してみろとか舌鋒するどい。ところで彼が批判の対象にしたのは次のようである。

* 日経の記事
それは二〇一八年五月のもの。そこには慶応大学の小林慶一郎氏と土居丈朗氏が登場する。小林氏はオオカミ少年といわれようと毎年、破綻論の本をだすという。さらに欧米では金融緩和をやめる出口論がではじめてるのに日本では財政再建の国民的議論がでない。土光氏が財政再建に取りくんだ当時をなつかしむ。土居氏が政治家に根回しながら予算編成に必死に取りくむ財務省を紹介するとともに、この努力がかえって国民から日本の実体をかくす。むしろ米国流に議会の主導権で編成したほうがよいとまでいった。感想である。

* 感想
日本の将来をとざす悪の元凶、財務省とみえる私にとり立場がちがうとこれほどちがうかと、おどろくが違和感がのこる。出口論だが、マクロ経済政策は物価と雇用の目標値にもとづきおこなわれる。これが世界標準だ。日本は欧米とちがいいまだデフレ脱却がみえてない。そろそろインフレの心配をしてる欧米とちがうのだが、まったくデフレにふれてない。

財政破綻だが、IMFがやっと日本の財政が破綻状況にないことをみとめたと上念司氏がいってた。再建論がもりあがらない。メザシをたべて取りくんだ土光氏の姿は今の若者にはうったえないのかとなげいてた。だが若者のおおくは日銀の金融緩和により劇的に就職状況が改善したことをしってる。時代の流行とはちがうだろう。お二人の論に何がひそんでるのか、不思議だ。

土居氏だが、勤勉すぎる財務省がかえって国民の目をくもらす。ストでもおこして勝手にどうぞとやったほうが財政再建はすすむといわんばかりだ。財務省の勤勉を否定しないが、財政再建に命をかけてる姿とみるのはどうか。高橋氏の話しを思いだす。

* 面罵された高橋氏の話し
彼は大蔵省に採用され役人となった。たしか二十三人からなる初任者研修をうけ、そこで城山三郎の「男子の本懐」の感想文をかかされた。彼をのぞくすべては、自分の信じるところに命をかけたことは素晴しいといった。ここでは金解禁に取りくんだ浜口雄幸首相と井上準之助日銀総裁がついに暗殺された生涯をあつかったもの。ところが彼は金解禁がただしい政策だったかどうかわからない。そのために命をかけてよいかどうか、わからないとかいったらしい。彼はその時の講師(たしか後に次官となった)から「ほとんどの感想文は素晴しいがここに一人だけ大馬鹿者がいる」、「それは高橋だ」と面罵されたという。

私は不謹慎だがこの話しをきいてわらってしまった。浜口も井上も東大法科、いわばここの大先輩である。たしか歴史の本でこの金解禁は、とんでもない政策だったと評価がさだまってた。高橋さんの感想は充分に理解できるが、講師からいわせればとんでもない大馬鹿者というべきだ。

ところで最強官庁として大蔵(今なら財務)はぜったいに間違はないという無謬神話がある。これは先輩を否定しない。批判すらしないという彼らの不文律と不可分である。高橋氏が面罵されるのもむべなるかなというべき。さて本題にはいるが財務省がなぜ財政再建を叫びつづけるのか。

1) 先輩の方針だったから、と、
2) もしかえたら、もっとこわいことがまってるから。

解説だが世界標準の経済政策は上述の目標にもとづくもの。経済学はマルクス主義経済学と近代経済学にわかれてた時代でない。高橋教授があやつる数学、微分積分学が縦横に活躍する世界である。財政再建と掛け声ばかりの、内容にとぼしい精神論ではない。数字により予測され数字により検証される世界である。優秀な頭脳をうたがうものでないが、彼らの専門性がこれにたえられるか。さて結論である。

* 結論
土居氏のような考えがあるとはおもわなかった。財務省にストして、予算編成を国会にまかせたらとか、別の官庁にまかせたらとか提案してほしい。私は彼らがけっして受けいれないとおもうが、ここで議論が盛りあがれば国民にとり実に有益な事実がみえてくるとおもう。

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近よってくる人の親切に注意



* はじめに
中国の事情をおしえてくれるユーチューバー、妙佛(「みょうほう」らしい)さんが一帯一路の記事をあげた。そこで国内で地域開発をするデベロッパーの悪質な手法を紹介してる。こうだ。中国では法令はきちんと整備されてる。だが彼らはまもらない。正当な補償をはらわず住民を追いだす。とうぜん大騒ぎとなるが強行する。時にはヤクザをつかう。どうしてか。地域開発は地方政府の仕事。そこにデベロッパーがはいる。そして地方政府役人とつながる。彼らは後ろ盾があれば住民に何をしてもよいとおもってる。実際、殺人のような事件がおきなければ、地方政府を監督する上級機関がでてこない。中国では普通の姿だ。問題はこれから。

* 一帯一路の闇
一帯一路で彼らが外にでる。マレーシアのこと。突然、地域を塀で取り囲む。住民の立入りを禁止する。住民の抗議を受けつけない。そこに賃金のやすい外国人労働者をいれる。土地をうばわれたり、せっかくの職にもありつけない。何故か。彼らは有力者とつながってる。話しがついてるから住民に何をしても大丈夫とおもってる。ご承知のとおりマレーシアでは 民主主義が機能した。前政権がまけマハティールさんが登場してたすかった。一帯一路が外国に拡大するが、この手法もひろがる。彼が日本に警告してくれる。

* 妙佛さんの親切な警告
中国はいつもこの発想である。日本も注意したがよい。日本の政治家、特に与党のそれ、宗教団体の長とかがねらわれる。優遇される。何がおきたかはしららないが当然下心がある。注意したがよい。ただしである。日本は一人の権力者とつながれば何をしてもよいという政治でない。おそらく中国にとってはやりにくい国だ。でも彼らはメゲない。彼は日本国民に警告をはっするが、さらにねらわれ取りこまれる危険がある有力な政治家にたいしても親切に警告をはっしてる。 結論である。

* 結論
まず一つ、彼の日本政治の発言にはまったく同感である。加計学園を思いだしてほしい。何度もいったがお友だちである二人、安倍首相と加計孝太郎氏が勝手なことしてる。これはおとぎ話だ。もし事実というなら証拠をだせといった。外国人の彼が日本の政治の姿をおしえてくれた。さて本題だ。

中国人は日本でも有力者とつながれば、あとはほっておいてよいとおもっている。そのため有力者に近よる。かっておおくの政治家、学者、文化人、経営者が中国に招待され歓待された。そこで何がおきたのかわからない。だが彼は日本国民にたいし中国が取りこもうとしてる人物に注意せよ。取りこまれた人物に警戒せよ。政治家なら選挙でえらぶなといってる。まったく同感である。そうおもいませんか。皆さん。



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実質賃金が下がりつづけてる?



* はじめに
政府が勤労統計で不正をやった。大企業は全数調査すべきを抽出調査ですませた。これは法令違反だ。これを国会で野党が追及した。このことは問題だがそこで実質賃金が下がりつづけてる事実があきらかとなった。そこで野党はここぞとばかり安倍政権の批判に乗りだした。私は安倍政権により雇用が改善した。かって就職にくるしんだ新卒者が今や売り手市場を実感してることをしってる。だから意外な事実とおどろいた。そこで話しをきくと、またぞろやってるのか、という感想をもった。

* 実質賃金下落の仕組みは
経済評論家の上念司氏はこれを国民をまどわす不当な批判と説明してくれた。三人の国民がいる。二人は月収三十万円。もう一人は失業中、収入なし。これで平均賃金は三十万円、これは失業者は対象にふくめないからだ。実質賃金はこれに物価の影響を考慮した額、現状をかんがえると影響がすくないので無視する。ところが、雇用が改善して三十万が三十一万、失業者も就職して十七万、これは初任者だから平均よりひくいから、こうなる。これを平均するとどうなるか。

なんとはるかに三十万を下まわる。たしか二十万あたり。これに物価変動を考慮した実質賃金も同様に下落する。個人の状況をみれば三人とも賃金は上昇し満足してる、なのに実質賃金ではちがう。上念さんは、野党は実質賃金という経済学上の用語を一般人が誤解する、名目でなく手取りの賃金である。それがさがってる。これで安倍批判のテコにしようとしてるといかる。もうすこし補足する。

経済が回復する時期には、それまで就職できなかった人々がはいってくる。当然、賃金水準はひくいから実質賃金が下落する。それがさらに改善したはじめて彼らの賃金も上昇し実質賃金の上昇につながる。今はまさにこのような大事な時期であり、そのための政策を議論すべきなのに、見当違いの方向にいってるといかってる。さて感想である。

* 感想
これはすでにきいてた。数量政策学者、高橋洋一氏が安倍政権による金融緩和を支持、雇用の改善を指摘してた時に批判勢力からまさしく賃金がふえてないといわれた。それにたいし、まったく同じ論理で反論してた。私は、不正統計の問題はあるとおもってるが野党がまたこのような形で安倍批判を繰りひろげるのかとかなしくなった。政治家の不勉強だ。さて結論である。

* 結論
我々の社会は専門家が政治の骨格をつくる。お隣の国だが式市場の下落をふせぐため実質、取引を政治的判断で禁 止してるといわれてる。わが国は経済の原則を無視して政策をゆがめる社会でない。このような専門的事項に素人の我々はまず自制が必要だ。専門家における議論をもとめ、その帰趨を見きわめる。それを必要なら投票行動であきらかにする。我々の民主主義は直接民主主義でない。この問題はさらに発展するらしい。

民主党政権の経済政策を論じる時に実質賃金をつかうと好都合らしい。この議論はさらに雇用のミスマッチという主張に転換しつづく。民主党時代の政策は悪夢以外の何者でもなかったとおもってたが、まだまだ反論の余地があるらしい。上念さんがさらに説明してくれたが、私には追いきれなかった。これまでが前へ振りだ。

国民の皆さん、我々は素人だ。専門家の議論に軽々しくのる。それは利用され、だまさることにつながる。専門的事項にはまず自制が必要だ。専門家の意見をもとめ、議論の帰趨を見きわめる必要がある。そうおもいませんか。

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韓国の純愛映画


* はじめに
韓国の混乱は不思議なほど。レーダー照射は最初の否定、一転みとめ、今は問題を擦りかえ哨戒機の異常接近。専門家の間では完全に白黒ついているのにまだ誤魔化そうとする。いわゆる徴用工は司法を尊重すると基本条約の合意を反故にしてる。政府は何もできないというが経済協力で莫大な援助をもらった。政府が損害をうける日本企業に補償すればよい。三権分立など言い訳にならない。米国もはいった国際合意を慰安婦の財団の解散という形でくつがえした。いったいどうするつもりか。国内外ただ混乱。私はブログで韓国のことを記事にしてきた。それを自分のネットページ「窮作文庫」に転載し「不思議の韓国」としてまとめた。それを読みかえしてわかった。

* この混乱は過去にもあった
そこでセウォル号の沈没を取りあげる。三百人あまりの高校生が逃げおくれて死亡した。その悲惨な運命は船長を先頭に逃げだした船員たちと大違いだ。原因は利益優先、安全軽視だ。よくみると法律、規則はととのってるのにそれを遵守しない。監督官庁も見のがし、やすやすと違反状態の航行をゆるした。不安定となった船は横転し沈没した。

* セウォル号、実質オーナー
新興宗教の教祖が会社の実質オーナーだった。このこと自体も問題だが、それは後程のべる。彼は世間のきびしい指弾をうけるなか死体で発見された。まず遺体が本人かどうか問題となった。だがDNAと指紋で確認したという。その後の報道でDNAは検体と検体のDNAが同一であることを根拠にした。そもそも検体が本人のものか根拠が不明だった。指紋は白骨化した死体からはとれないが、どうしたのかわからない。もっとも基本的な証拠である。なのに韓国の人たちにはあまり熱がかんじられなかった。

* 死体は本当にオーナーか、事後立法で罰するのか
そもそもたしか事件後二ヶ月を経過しての発見だったはずだが、ずっと以前からあったホームレスのものとの報道もでた。死体の特定では寄生するウジの発生から死体の放置時間がわかるといった。これは日本の研究だそうだが過去に採用例があったのか。当時の朴槿恵大統領は本人と断定、教団の財産を没収し補償にあてる。そのために特別立法するといった。事件がおきた後に法律をさだめて罰する。適用の不遡及を禁止した法治主義の根幹をゆるがす。でも犯人が見つかったからこれで一件落着とのシナリオがのぞいてた。最後の話しである。

* 韓国の宗教人は納税しなくてよい
民間企業を宗教団体が経営。教祖が実質オーナーとはおかしい。韓国では宗教人は納税してないという。それをもとめると宗教弾圧とか、選挙で政治家をおとすかいって反対する。そのためおおくの宗教人が納税に賛同してるが実現してないという。これは韓国の新聞の寄稿を掲載した日本の雑誌の記事をネットで見つけたもの。憲法上も法律、規則上も納税義務があり、免税がみとめられてないのに、納税しないという。二〇一四年当時だ。現状もかわってないだろう。納税しない宗教人は脱税との関係がうたがわれる。政治家と不明朗な関係もうたがわれる。こんな社会で権力も金力も無縁な庶民はどう生きてるのか、心配になる。

* 韓国の庶民はどう生きてるのか
やっと本題にはいった。ここで話しがとぶ。「あなたその川を渡らないで」という韓国のドキュメンタリー映画がある。映画評論家の町山智浩氏が紹介してくれた。在米の彼はそれをレンタル・ビデオ店で見つけた。その発端はわかい店員、女の子がモニターをみてボロボロと涙をながしてた。彼女はこの映画を見てた。その内容はこうだ。

* 「あなたその川を渡らないで」の内容
韓国、過疎地寒村、その非常にうつくしい風景がでる。そこに民俗衣裳をきた老夫婦が登場。男が九十八歳、女が八十九歳歳。秋、女が落葉の掃除をしてる。男がちょっかいをだして落葉を女にかける。女がやめてと逃げる。喜々としてたわむれる夫婦の姿である。男はやさしい。韓国の農村ではトイレは家の外にある。

夜、トイレにゆく女に男はついてゆき、おわるまで外でまつ。雪がふった時にあそぶ。男はつめたくなった女の手をにぎり、あたためてやる。一ヶ月に一度くらい町におりて野菜うる。その仲のよさが評判となり映画監督の目にとまり、この作品ができたという。彼らの人生はけっして幸福だけでなかった。七六年間の夫婦生活で十二人の子どもがうまれたが、六人がしんだ。早逝した子どもたちのために着物をかって、先にしんだ方が天国にもってゆくという。女が十四歳の時に結婚、入り婿だった。男はまだはやいと三年まって本当の夫婦となった。うつくしい農村風景のなかに老婦の日常生活がつづく、この映画はたいへん評判になったそうだ。では私の感想である。

* 感想
韓国は自分の損を他人にまわす。損をわたしたと安心しても、ぐるぐるまわて自分にもどってくる。こうして国内が二分、三分と分裂、対立する。事件がおきたら犯人さがしに狂奔する。誰かを悪者にしたら安心する。真実は常に孤独でおわる。権力も金力も無縁の庶民はどう生きるのだろうか。

庶民は常に孤独である。幸せはどこにあるのか。すべてを運命として受けいれ、まるで風景の一部のように生きる。うつくしい過疎の村に生きてるようだ。冒頭の文章を思いだしてほしい。なんとか自分の損をほかにわたそうと悪あがきしてる。大量の金には脱税の影がある。不明朗な政治家との関係が浮かびあがる。死体がオーナーのものと、貴方はしんじるか。どこかで高笑いして生きてるのではないかとすら、おもってしまう。さて結論である。

* 結論
私は韓国にもうつくしい寒村で落葉とたわむれ生きてる庶民がたくさんいるとおもってる。そんな人々の姿がみえてくる頃には二つの国は仲よくなれるとおもう。


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韓国に高天原の作法は



* はじめに
評論家、竹田恒泰氏が人気アイドル・グループ、嵐の解散を、たしか古事記の窓と題するネット配信で取りあげた。リーダーの大野さんが自由になりたいと言いだして、仲間で議論、数年をかけてやった。この結果、たしか2020年に活動を休止するとなり、これを公表した。竹田さんはこの会見をみて、その清々しさに感動したらしい。まさに日本古来の合意形成、高天原の作法といった。

* 高天原(たかまのはら)の作法
この作法は合意形成にあたりそれぞれの意見をよくきき、互いの議論をかさね、時間をかけてすべての人が納得できる合意をつくる。そういうものらしい。これを嵐は実践したという。これこそ民主主義の理想の姿の一つといいたかったようだ。ただしおなじジャニーズ事務所にぞくする、スマップは、たしか1対4に分裂した。TOKIOは山口さんをはずしてグループを継続する道をえらんだ。これにふれ、こんな方法もあるといった。私の感想である。

感想
彼はこれが大切な日本の伝統だとおもってる。私も同感だが、たりない。そこについてである。このように一人一人の違いを我慢づよく議論をかさねて合意にたっする。これが日本社会の強靱さの秘密だと私もおもう。だが同時にそこには脆弱性がひそんでいる。これを日本人ははっきりと自覚すべきである。残念ながら竹田さんの論にはこれがなかった。

思惑をもった少数者が反対をいいつのれば、合意は無理となる。はやく決断しなければならない事態において、不当な要求に妥協してしまう。多数が合意にたっしてるにかかわらず、ために事態がどんどん悪化する。そんな状況でこの作法はきわめて危険である。はっきりいうが、文化も国情もちがう外交分野において安易にとるべき作法でない。不当な要求はきっぱりと拒否し見解の違いを割りきる。安易な妥協より合意できる点でのみ合意を目ざす。あるひは分裂をおそれず対峙する。こんな事態があることを覚悟する。で、私はあらてめて竹田さんの見識をかんがえた。

* 竹田さんの真意は
私が大切とおもう合意形成が古事記にあらわれる日本固有の文化であるとの指摘はすばらしい。感銘をうけた。ジャニーズの3つのグループの違いにふれてこの作法を説明した。彼はこの作法を盲目的に適用せよといってるわけでなさそうだ。つまり私が指摘した脆弱性も承知したうえの発言のようにおもう。さて結論である。

* 結論
レーダー照射、いわゆる徴用工問題、慰安婦財団の解散とお隣の国は次々と理解不能の行動をとる。まだ識者がそれをどう理解すべきかとか、どんな背景があるのかと解説してる。だが国民の皆さん。もうそんなことは不要です。思惑のある相手の議論につきあって時間を空費するのは、もう不要です。具体的な行動を。相手が日本の当然の主張をまったく理解できない愚か者とおもってるのですか。相手の損得にかかわる行動をきちんと積みかさね相手に対峙すべきです。


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中国、全方位監視社会の暴発



* はじめに
中国専門家の福島香織氏と宮崎正弘氏がファウェイについてはなした。そこで福島さんから中国の監視社会について面白い説明があったので紹介する。まず結論だが、中国は国民を全方位で監視する社会を構築しようとしてる。それはインターネット技術をいわば悪用して人間の自由をおかそうとする。その中核にファウェイの技術がある。では。社会信用スコアである。

* 社会信用スコアの説明
最近中国の発展改革委員会が公表の社会信用スコア。これは個人の振る舞いの善し悪し。これを数字で評価する。それでわるいと失効措置をとる。その人数が千二百七十七万人。そのうち延べ数だが七十四万人が飛行機にのれない。五百四十四万人が新幹線にのれない。こんな人がでた。税務当局のブラック・リストの話しである。一万六千四百六十二件があった。そのうち一万二千九百二十世帯が融資制限措置をうけた。そのう千四百十二世帯が追徴課税や罰金をはらってリストからはずしてもらった。二〇一八年の夏現在、社会信用スコアの対象者は九億七千万人である。これと、ハイテクカメラ、DNA、指紋。顔認証、姿勢、歩き方などの生体情報を利用。またインターネット、SNSからの情報。家電、ここでは音声認証をつかってスイッチをいれたりする。こんな手段からえられた情報を利用して生体情報をまとめる。

こうして巨大なデータバンクを構築しようとしてるのが中国。これは世界最大規模、最も広範囲のものといわれる。次に囚人収容施設。

* 全方位囚人監視システム
パノプチコンという円形の囚人収容施設がある。円形の囲まれた建物。中央に監視塔がある。そのなかで囚人がくらす。これを社会に適用して全方位型監視社会という。この特徴は二つある。

1) 監視されてる者が監視されてることを意識しない。
2) 監視する側がこれは囚人の再教育のためにやってる。善意でやってるとの意識がある。

これがまさしく現在の中国の社会状況をあらわしてると最近中国でよくつかわれる言葉がとなってる。次に、電子マネーについて。

* 電子マネー
電子マネーの電子決済と紐づけられた信用情報が二つある。

1) ジイマ、シンヨン。これは中国最大の通販、アリババでアリペイとして開発された。これで個人の支払い状況、ローン返却状況をもとにスコアをつける。たかいとホテルのデポジットの支払いが猶予される。アリペイローンの審査がゆるくなる。

2) もう一つ、日本のLINEにあたるウィチャット。これはテンセントが開発したが、そのウィチャットペイである。これと紐づけられたテンセント・クレジットがある。ここの信用評価はウィチャットのなかの会話、人間関係、社会的地位、さらにウィチャットにはゲームがあるが、そこでの振る舞い。規則をまもるかなどを監視、スコアをつける。。このスコアによりウィチャットのなかの買い物、デポジットがかわってくる。この評価と政府との関係である。

* 民営企業の信用評価と政府との関係
この二つの信用評価と政府の関係はというと、二つは民営企業だが、まず習近平は民営企業を野放しにしたくない。警戒心をもってる。だから圧力をかける。アリババのジャック・マーは昨年、引退を表明したが、それをきらってのこと。またテンセントのマーも若手で今は頑張ってるが嫌気をさしてるよう。この状況のなかで政府がやってる信用スコアとどんな関係か。

一応、別物という。だが政府にいわれれば情報を提供せざるをない。ちなみに政府がやってる信用スコアは信用中国だが、ここのブラックリストはネットにでる。(法律ができ政府が必要と命令すれば民営企業には提出義務がうまれる。こういわれる)。さらに公安による監視システムである。

* 公安の監視システム
二つある。まず天網(英語でskynet)。これは顔認識により、ピ、ピッとパスポート番号、身分証明書番号がでてくる。その実例だが六万人のスタジアムで音楽やってた。そこで四十六人の指名手配をつかまえた。人気のアーティストの演奏ツアーが去年の四月から九月までやったらつかまった。こんな高性能の監視カメラをつくってるのが香港の商湯(シャンタン)、有名なスタートアップ企業である。カメラの需要は膨大。二〇二〇年には世界中のAIカメラの四分の三が中国という。そのトップ企業である。これはもともと香港の中文大学の先生が二〇〇四年の創業、急成長、現在にいたる。そんな実例である。本田の車。人を認識すると停止する。そのカメラがこれ。また最近、ソフトバンクが投資したとニュースになった。

もう一つ。これはもっとこわいもの。雪亮工程プロジェクト。これは 農村監視システムだが新疆ウイグル地区のものもおなじ系列という。つまりウイグル限定でなかった。あらゆる農村を対象、農民を管理。なぜかというと。農村のほうが都市より危険な存在とかんじてる。一応、公共安全が目的というが実は群集管理。二〇一八年夏ごろに一億七千万。おそらく二〇二〇年までには三億個以い上という。その姿は次のとおり。

村の路地、学校とかあらゆる所に三百六十度がみえる丸い監視カメラを設置。村人の情報、戸籍、身分証明書番号、携帯番号、指紋をはあらかじめ把握し監視する。朝おきてねるまで全部のデータをとってゆく。すごい情報量となる。ある話しでは赤信号で違反すると名指しでおこられるそう。二〇一八年一月にだされた中央一号という公文書で、このプロジェクトを徹底するよう指示してる。だから中国では膨大な量の監視カメラが必要。その予算が今後数年で三百億ドルという。そのICチップなど重要部品の話しである。

* 監視カメラの重要部品
レンズは日本やドイツらしい。ここにファウェイが登場。。半導体のチップをつくってる。コアな部分として米国のクアルコムとかエヌビデアがやってる中国は自動車の自動運転に力をいれてる。そこで自前のものをつくりたい。それをロビン・リーのバイドゥ。もう一つがファウェイだ。中国にはこの二つだけ。ファウェイは毎年、十%から十五%の投資をしてた。たしか去年から量産型のAI用チップが生産できるようになったそう。これで米は最大の警戒心をもつようになった。インターネット監視技術である。

* 中国のインターネット監視技術
これは中国が最高の技術水準に あるが金盾(きんとん)プロジェクトという。このコア技術をもつのがファウェイ。基本技術は米国のシスコがもってた。政府はこれを自前技術でやれといい、ファウェイが開発した。天網、雪亮工程、金盾と人を統制する技術をもつ。そのコアな技術はファウェイがもってる。さてファウェイ問題の意義である。

* ファウェイ問題の意義
ファウェイは米中貿易戦争で注目をあつめたが、けっして経済にとどまるものでない。軍事技術にむすびつくから安全保障、さらにこの監視社会の中核技術をになうから人間の自由にかかわる。さらに独裁政府がその技術を悪用する。それは西側の価値観、人間の自由をおびやかす問題という。これが共通認識となってると指摘した。では感想である。

* 感想
福島さんがいった結論にはまった同感する。あやういところで日本をふくむ西側諸国がこれに対峙する共通認識ががうまれたと安堵した。さて結論めいたもの。

* 結論めいたもの
中国が拡張を強行し南シナ海や東シナ海で暴発させるおそれがあるが、その場合も西側の包囲網が機能するだろう。米中貿易戦争も米国の圧倒的優位ですすむだろう。こうなると共産党政権はどうするか。その緊張を国内にもってくる。国内では不景気、バブル崩壊、金融不安がたかまってる。対立、争い、紛争が激化するだろう。

監視社会の構築に膨大な資金と人を投入し、それをつづける。社会信用スコアというおぞましい仕組みをさらにおしすすめる。人を評価し管理し支配しようとしてる。人々はすこしでもよいスコアをもとめてあらそうのでないか。自分よりなぜあの男のスコアがたかいのかとあらそう。なぜ自分は融資をうけれない。なぜ自分は飛行機にのれないとあらそう。全国の農村、町、都市にひろまる。

これはもしかすると毛沢東語録という評価をもってあらそった文化大革命の再来になるのでないか。おそろしい。かって日本でこれを夢の革命と賞賛したり賛意をしめした人がでた。今回だが監視カメラは渋谷のハロウィンの暴徒を特定させた。だからこれはすばらしいというような人がでるのはお断りである。国民の皆さん、そうおもいませんか。

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