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MMTの誘惑


* はじめに
平成最後の日にMMT(現代貨幣理論)の話しをする。評論家の中野剛志氏がユーチューブで解説してくれた。米国の下院議員で環境政策をうったえるオカシオコルテス議員が支持をを表明し、にわかに注目があつまった。この学説はニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教授が主唱するが、異端の経済学としてノーベル賞受賞者のポール・クルーグマンなど既存の権威からつよい批判をあびてる。その内容である。

* いくらお金を発行しても政府は破産しない
日本、米国、英国のように自国通貨を発行しても政府(政府+中央銀行)はデフォルト(債務不履行)しない。いくらでも、好きなだけ支出できる。財源の心配はない。ただ、供給に制約があると、ほしいだけものが買えなくなるのでこまるという問題があるだけ。実に明解な主張、これだけきっぱり言いきった人は日本ではいなさそう。当然だが、では税金は無用か、何のためかとなる。

* 税の目的は財源確保にあらず
政府は納税を自国通貨によるようさだめてる。国民は納税義務をまぬがれるため、自国通貨をつかうのだが、これは当然、ひろがり物品の購入、貯蓄にもつかう。かくしてひろく流通するようになる。通貨の流通に税が密接に関係する。

経済の調整機能につかう。好景気で利益が拡大、税収がふえ、インフレ抑止に、不況で利益がなくなれば、納税がない。これで景気回復をたすける。

政策推進につかう。CO2抑止ならば環境税。消費抑止ならば消費税を導入とか。

税には自動安定化装置が組みこまれてる。好況時の税収増はインフレ抑止とか社会保障(失業保険とか)は不況時には支出がふえ景気回復を下支えし、好況時はおのずからへる。かくして税は財源確保のためでなく、多様な目的のために存在してる。

* 財政赤字は問題でない
当然、こうなれば政府は国債を発行し財政赤字を拡大する。問題ないかという。勿論、無闇な拡大はインフレを助長、だがデフレ脱却が問題の時に何が問題かと主張する。

赤字拡大で民間の預金がうばわれ金利が高騰する。これについては、誤解、間違いという。ここも面白い。

* 貸し出しがあって預金がふえる
銀行業務の実際をみると、このように貸し出しから預金がふえる。個人が銀行に預金する。これを財源にして銀行が貸しだすとおもってる人がおおい。これは誤解、間違いである。銀行は自らの判断で個人の口座に金額を書きこむ。それで個人の預金がふえる。ちなみにお金の種類はいくつか、この預金も立派なお金。これを業界では万年筆マネーとよんでたそう。ここまでいわれると、私にとっ衝撃的な指摘だ。これが国債発行から金利高騰につながらないとの主張になるという。ここでやめる。したにユーチューブを引用しておく。さて感想である。

* 感想
この学説の批判は強烈と中野氏がいってる。既存の権威の圧力にまけそうと弱気をみせる。私はここで既存勢力の肥大化した自己保身をかんじる。財務省である。政府はいくら支出してもデフォルトしない。こんな指摘だったら節約、節約といってた自分たちの立場はどうなるのか。彼らの財政審議会、四月の会合で、MMTに反論する資料をつけてた。財務省とくんでる政治家もおおかろう。選挙民からどういわれるか。財務省のレクをもらって国民の借金は一人あたり、たしか八百万円といってたマスコミもどうか。つぶされた自分たちの面子をどうしてくれるとおもってる。まことに傲慢なことだ。次に銀行である。

銀行は万年筆マネーでお金を製造してた。では町のパン屋さんはどうおもうか。ペン先をこねて百万円を製造してた。それをしった彼らはおこらないか。百万の借金をするのにどれだけ銀行に頭をさげたことか。ここで公平のためにいうが、銀行は金をかして利息をえる。これが彼らの製造物というほうが真実にちかいとおもう。だが雨降りに傘をかさず、天気に傘をさしだす。民間の恨みはつもりつもってるだろう。結論である。

* 結論
経済学の教授、田中秀臣氏はユーチューブで平成はじめに三万八千九百十五円をつけた後にバブル崩壊、その後、今にいたるまで日本はデフレを脱却できなかったという。この十月には消費増税が予定されてる。田中氏も失政を指摘してるが私も同感である。おなじようなことを繰りかえし、あたらしい世界に一歩を踏みださなかった。令和の新時代には一歩、踏みだしてもらいたい。

ユーチューブ:「日本の未来を考える勉強会」ーよくわかるMMT(現代貨幣理論)解説ー平成31年4月22日 講師:評論家 中野 剛志氏


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