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英語がうまくなりたい(その3) [英語学習]

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はじめに

上川一秋という人が「英語喉」を提唱してる。日本人の英語学習方法として革命的だという評価がある反面、説明が感覚的でよくわからない。という。評価がわかれるようだ。わたしはその本で実際にやってみた。音源で聞いてまねてみた。

もうここで結論めいたことをいう。その考えの9割には同感できる。と、同時に違和感がある。この本は英語学習者のための教材として刊行されたと思う。そこで学習者としての感想だが、感覚的記述にはよくわからないところがある。おもしろいが、わたしの感覚と同じでない。このあたりでこのblogはもう読みたくないと思う人がでるかもしれない。それは仕方ない。これで読者がしぼられたとして、ここからわたしの詳細な感想と役だつ話しをする。

上川さんの考え

1) 英語は喉で発音する
日本語とちがい英語は喉で発音する。そのため日本人の発音と比較すると深みがあり、立体的に響く。この喉発音は欧米の言語すべてに共通する。基本的に動物、哺乳類も喉発音である。日本人でも赤子の時は喉発音である。

2) 英語は3ビートである。
英語は子音、母音、子音からなる3ビート(「CVC発音」といってる)だが、日本語は子音、母音の2ビートである。これが発音の基本である。これを単位として発音し聞きとる。

3) 日本人はこの違いを学ぶべきだ
日本人はこのような違いがいがわからないまま、無駄な英語学習におちいってる。
*
すぐ評価をのべる

英語喉の指摘は新鮮だ。具体的な説明においても、共感するところがおおい。しかしである。日本語と英語を比較しながら、詳細な説明と、学習のための例題がある。この説明は感覚的なものがおおい。率直にいうが、それはわたしの感覚と必ずしも同じでない。

3ビートを基本単位とし、それで発音する。その単位ごとに子音と子音が連続する音節がでる。このつなぎの発音がむづかしそうだ。でも大丈夫、自然にできるようになる。アクセントやリズムは、気にしなくてよいという。この考えはどうか。日本人の英語学習としては、blog「英語がうまくなりたい(その2)」でいってるように、強音に従属した弱音の発音の仕方をまなばないと自然な英語はむづかしい。この本で勉強してもやはり同じ結論である。

わたしは、上川さんの考えの9割がたはただしい、すぐれが考えだと思っている。その詳細についてはなす。

喉発音は本当か

1) わたしの実感である。nativeの発音とくらべると、わたしの発音はうすっぺらだ。口先だ、と思った。さらに特に男性の発音は、やたらに口の奧で発音してる。わざわざ聞きづらくしてるようだと思ったこともある。どうしてこんな発音で聞きとれるのかとも思った。喉発音との指摘はなるほど、と思う。

2) 母音は舌、口の構えは無関係である、英語教師は発音指導という自然でない状況で初心者に説明する。わかりやすくしようという意識から自然な発音でない、という。実際、舌をアッカンベーという形に固定し、そのままで「アイウエオ」という母音をだせる。youtubeの動画で実演してくれた。本当だと思った。この指摘はするどい。なるほど、と思う。

blog「英語がうまくなりたい(その2)」でのべたが、弱音を発音する時には「ə舌」の構えでする。この舌に力をいれない形で母音は発音できる、という上川さんの指摘は納得できる。

3) 発音の基本サイクルがある。喉の下部(ゲップエリアといってる)からはじまる、時に喉の上部(アクビエリアといってる)にうつる。それが最後にまた喉下部にうつっておわる。常に喉下部が基本になってる。母音も子音もふくめ、ここからはじまりここでおわる、という。

文頭が「I am ...」のような母音ではじまる時に、日本語と同じように発音すると、うまくまねられない。おかしいと感じた。どこかよくわからないが、ある出発点からはじまって、「I am ...」にはいる。それも下の方から。こんな感覚がある。この感覚から納得できる。

4) さらに興味深いことがある。母音の「アイウオ」は喉上部、「エ」は喉下部で発音する。子音にもこの区別がある。[w]、[j]、[d]は喉下部である。これ以上は紹介しないが、結局、母音も子音も喉上部か喉下部で発音するものに二分される。これの説明にであって、練習してるうちに気づいた。英語には 陽音と陰音があるのでないかということである。英語を聞きとる時、強音、弱音がつくるリズムは重要である。「some milk」の発音は日本語のように「サム ミルク」といってはいけない。[səm mi'lk] とmilkにアクセントをつけ、someは、速く弱く発音する。このようなリズムが聞きとりに重要な枠組みとなってる、と思う。これと同じことが、この喉上部、喉下部にあるのでないか、という気がする。実は陰音は弱音と縁がふかい。「it、if、in、they、when」などである。主に意味をになう陽音(強音)と機能をになう陰音(弱音)が文章にメリハリをつけて聞きとりやすくしてる。こんなことを考えてしまった。上川さんの考えには謎めいた魅力がある。

5) [ma]を発音する時、まず[m]のルート音がひびき、つぎに[m]がつづく。あとに母音[a]がひびく、といってる。これも、なるほどと思う。日本語は、例えば[pa]という発音をするとする。唇で完全に息をとめて、やがて破裂させる。[p]をだす前に息がもれることはない。ところが英語では、すこし息がもれる、あるいは、ながれて、その流れを唇がさえぎる。このような動きが[m]においてもあるといってる。これは子音発音の特徴である。わたしは自然な英語をまねようと悪戦苦闘してた時、このような息の使い方をしないといけないと感じた。あらためて、この指摘になるほどと思う。さらに[t]の発音の説明である。

日本語のように舌で完全に息をとめない。すこし横側からもれる、といってる。息の流れを舌がさえぎる。それを凧と形容してる。息の流れと舌の関係が面白く表現されてる。さらに[f]についても似たような説明がある。わたしは、弱音を速く発音しなければならない自然な英語で、息をとめると、次の子音がつよく響きすぎて、弱音の発音がむづかしくなる。息を完全にとめないで、ながして、いくつもの弱音を発音するのがよい、と思ってる。上川さんは子音の発音について一貫してこの趣旨の説明をしてる。日本語と対照し英語発音の本質を指摘してる、と思う。ただし、声門閉鎖音の[t]と、[p]、[t]、[k]の無破裂音は息をながす原則にたいする例外だが、弱音を速く発音するための合理的方法でもある。

6) では英語喉の発音は本当か。上川さんは熱情をもって、存在を主張する。各母音、各子音の発音の説明をしている。その熱意はつたわる。わたしも本にあるとおり聞きとり、まねてみた。しかし詳細のほとんどはよくわからない。実感として受けとめられない、というのがわたしの結論である。発音をまねて、すぐ喉がいたくなった。これは英語学習ではじめての経験だった。英語喉を示唆してるかもしれない。しかし喉の上部と下部を使いわけてるとの実感はさだかでなかった。

これはどうしてか、と考える。何よりもわたしの英語喉の学習期間がみじかい、未熟で実感できない、ということがあるだろう。しかし、50年以上の英語学習の経験から、上述のように、すぐ同感できる部分をみつけた。実際にわたしの学習に役だってる。詳細の適否については、なお学習を継続して判断すべきなのだろう。ということである。

CVCの発音

CVCを単位として発音する方法を単語を取りあげ、詳細に説明してる。そこで、わたしの関心がふかい弱音発音にかかわるような発音の説明もある。例えば、want to、とかgoingとかである。基本的な仕組みから発音を説明してるので、こここまでの説明までゆかない、と思ってた。わたしには不十分な感があるが一応網羅されているようだ。

あらためて感想と疑問

上述のとおり、この本はすぐれたものである。ここから疑問である。英語喉において発音は喉の上下を使いわけてるとの指摘だ。各母音、子音につき、下だったり上だったりする。これほど厳密な使いわけがあるのか、疑問に思う。わたしは、文章に表情をつけたい時、強調したい時につける。そんな流動的なものでないかと感じた。さらに喉を使った発音についてである。

口から喉にわたって、そのどこかをつかって発音してると思うが、残念ながら上川さんの指摘のような厳密な場所は実感できなかった。

お願いしたいこと

これは英語喉の魅力を感じてる英語学習者として上川さんにお願いしたいことである。それは練習問題の充実である。

1) 母音が舌や口の構えと関係ないという。それが実感できるような例題がもっとほしい。
2) 喉の上部下部を使いわけるという。その使いわけがもっと実感できるような例題がほしい。

これから

わたしは、かってテレビでみてた、Perry Masonの英語動画をみてみた。体格のよい弁護士Masonの発音に、まさしく英語喉は、かくあるべしとの実感をもった。一応の感想だが、筋がおえる。結論がわかる。これは英語喉のおかげかも、と思った。それはさておき、わたしはまだ英語喉には未熟である。もっと勉強する必要がある。もっと効果がでた頃にまたblogをまとめたい。





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焼津アイターンパパ

はじめまして。私も英語喉でシラブルや喉の使い方を意識できるようになり、だいぶ発音よくなったように感じてます。
しかし、やはり英語喉の要素を考慮しつつ、発音記号やアクセント位置も意識することで、より立体的な発音になると思い、日々練習しています。

上川先生もそうですが、結局日本人なので、喉を意識しすぎるあまり『喉に痰が絡むというか、咳払いが不自然なほど多くなってしまいます。』。これはネィティブには絶対ない現象なのだろうなぁと思います。

…とはいえ、自分の『英語声』に愛着がでる!という英語学習には何とも珍しい効果もあったりしましたf^_^;


Amazonレビューにあるように、評価真っ二つというのも、あの独特の波長に耐えられる?!か。という試練みたいのもあるからかもしれませんね。

私は、語学を家族ハワイ旅行から戻り再スタートさせ、今ではすっかり勉強好きになりました。

もう42才。でも、まだ今からだって新しい自分のキャリアビジョンを作りあげるチャンスは存分にあると信じてます。せっかく出会えた、素敵な語学学習という趣味を今後も続けていきたいです。



by 焼津アイターンパパ (2014-12-19 21:15) 

sonkfuji

遅くてすみませんがコメントさせていただきます。まず、ありがとうございます。英語喉はただしいと思っています。しかし上川さんの教則本はわたしには不十分です。そこで少し乱暴ですが、次のような勉強もしてます。
Youtubeには米語のラジオ番組がUpされてます。MysterTheater、SuspenseとかSherlockHolmesを題材にしたラジオ番組とかです。いずれも1940、1950年台のようです。
これをきいて真似てしゃべる。これを繰り返す。速いです。ちてゆくのは容易でありませんが、この学習をやってます。流暢な英語は無理ですが速くて自然な英語はだんだんちかづいてると実感してます。幸い内容を楽しむ程度にはついて行けてますから頑張って行けます。
なんとかこの過程を皆さんに伝えられるようになりたいと思ってますが、まだまだ不十分です。いつか口、舌、喉の様子、筋肉の力のいれ方などを実感をもって説明したいと思ってます。
それでは。

by sonkfuji (2015-03-18 13:43) 

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