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アレクサンダー大王、その四、イッソスの戦 [英語学習]


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* はじめに
アレクサンダー大王の事蹟をその戦いをとおしておう。今回はアレクサンダーがおさめた二度目の勝利でありペルシアの王が歴史上はじめてきっした敗北である。
(The Battle of Issus 333 BC、BazBattles、2016/11/19 に公開)

* ペルシアの王、ダリウスとの対決まで
紀元前三三三年、アレクサンダーのペルシア遠征作戦が頂点をきわめる。グラニカス川の戦いの勝利はそのはじまりであった。ペルシアの王、ダリウス三世は自ら十万の軍を引きいて侵攻したマセドニア軍に罰をあたえようとやってきた。アレクサンダーの次の戦いは古代の都市、イッソスのちかくで、まさにはじまろうとしてた。

* アレクサンダー、小アジアを攻略
紀元前三三四年、グラニカスの戦いのすぐ後にアレクサンダーはそこの州知事たちを服属させ西部小アジアを征服することに成功した。最初の敗北だったがペルシア帝国にはまだ侵入者をヨーロッパに簡単に押しもどす力があった。ペルシアの王、ダリウス、ギリシャ人からはコドマヌスとよばれてたが、マセドニアの侵略をおさえるため兵をあつめる 段階にはいってた。アレクサンダーはさらに前進しようとしたが、そのためにペルシアの艦船の脅威を取りのぞく必要があることをしってた。というのはその頃にはこの地域で抵抗できる惟一の力となってたからである。

* ペルシャの海軍力の攻略、ゴディアムの結び目
アレクサンダーには忠実、有能で装備のととのった兵士がいた。しかしマセドニアには海軍がなかった。それでアレクサンダーが取るべき次の手段はエフェソス、マイリーダス、ハリカマサスの港を攻撃しペルシア艦隊を無力化することだった。これをおえると彼は北進あるいは東進し次々と都市を攻略していった。フリジアの古代の首都、ゴディアムに滞在した時の伝説がある。そこには有名なゴディアムのけしてほどくことのできない結び目があった。この結び目をほどく者はアジアの王となるとされてた。彼は剣できりつけほどいた。こんな伝説である。この話しはこれくらいに次にすすむ。

* ダリウスの大軍がシリアに進出
ターソスのちかくで野営してたマセドニア軍に斥候からダリウスがバビロンで兵 をあつめ巨大な軍を編成しようとしてるという情報がはいった。ターソスは小アジアの南にありシリアにちかい。彼はただちに軍を二分し彼の右腕ともいえる副将パーメニオンと軍をイッソスにおくりその周辺を占領させた。これによりダリウスとペルシアの艦船が共同作戦にはいることをふせぐものだった。

紀元前三三三年、十一月のはじめアレクサンダーは巨大なペルシア軍がシリアに進軍しアマナス山脈の東に野営してるとの情報を受けとった。彼はイッソスを出発しアッシリアの門でパーメニオンと合流しようとした。ダリウスはアレクサンダーがベイランパスをまもってることをしった。それでダリウスはアマニアン門をぬけ北のルートをとりシリシアにはいった。そしてイッソスをうばった。そこにいたマセドニアの負傷兵や病気の兵をころした。

* 北進したダリウスをおうアレクサンダー
アレクサンダーはダリウスが東からくると予想し北にむかうとはおもってなかった。他方、ダリウスは自分がマセドニアの二つの軍のあいだをすすんでるとかんがえすでにパーメニオンがアレクサンダーに合流してたことをしらなかった。ダリウスはイッソスを出発し二分されて戦力を半分としてる軍を攻撃しようとした。アレクサンダーはダリウスをおって引きかえし北にむかった。彼は巨大なペルシア軍を背後にのこしペルシア帝国の内部に進出するという危険をおかす気はなかった。

* イッソスから南下したダリウスと対決へ
ダリウスはまもなく自軍がマセドニアの合流軍と出あう進路にいると気づいた。しかし巨大な軍を引きもどすのにはおそすぎた。それで彼の部隊を展開できる適地をさがすことにした。そしてピナラス川のそば、岸辺のせまい平原をつかうことにした。イッソスの南東にあり、たたかうには完璧な場所とはいえなかった。一から二キロメートルの幅の平原であるが、ダリウスが全軍を横一線に展開するには充分でなかった。もう一つの欠点は騎馬隊をおもうままにうごかすのにはせまいということであった。

* ピナラス川で対峙、開戦へ
その日は雨がふっていた。ピナラス川の岸辺はすべりやすかった。ペルシアの歩兵に優位をあたえるためマセドニアのすぐれた密集歩兵隊がかけてくる圧力を軽減するためダリウスは騎馬隊を岸辺のうえにおいた。これで敵の編隊をやぶる。ここだけが騎馬隊が充分にうごける広さがあった。のこりの中央と左翼は二列の編隊とした。ここで付けくわえるがギリシャ人傭兵隊はペルシアの歩兵隊の重要な戦力となってた。ダリウスはまた有名なペルシア不死部隊をつれてきてた。

十一月五日のお昼すぎアレクサンダーは戦場についた。そこでペルシア軍がすでにまってるのをみた。彼はグラニカスの戦いとおなじように軍を展開した。中央は長槍を装備した重装歩兵、みじかい槍で装備した部隊。軽装の盾持ち歩兵(hypaspist)の部隊、軽装歩兵(peltast)の部隊。騎馬隊は両翼の端においた。テッサリの騎馬隊は左翼。えらばれた騎馬隊はアレクサンダーの右翼のなかにおいた。副将、パーメニオンに引きいられた部隊は左翼だった。

* マセドニア、騎馬隊におされる左翼、もみあう中央
戦いはペルシアの騎馬隊の攻撃からはじまった。彼らは川をわたりパーメニオンの部隊を圧倒しようとした。同時にマセドニアの密集歩兵隊は前進しペルシア軍との戦いにむかった。すぐに彼らはペルシアの弓攻撃の射程にはいった。彼らは敵のはげしい火器による攻撃のなかで川をわたっていった。投石機による礫が鎧の装甲にあたりおそろしい音をたて兵の士気をくじいた。しかしこんな時にあってもマセドニアの密集歩兵隊は前進した。それはすぐれた訓練とたかい士気をしめすものだった。

* アレクサンダー、騎馬隊とともに攻撃
アレクサンダーの歩兵隊は編隊をたもってペルシアの中央をばらばらにしようとした。その頃に彼はえらばれた騎馬隊を引きいて攻撃をはじめた。これでダリウスの左翼を突破しようとした。はげしい戦いが戦場にひろがり両者におおくの犠牲がでた。中央においてペルシア側のギリシャ人傭兵隊は疎開した編隊を利用してマセドニアを押しこんだ。左翼における事態もうまくゆかなかった。パーメニオンはペルシアの騎馬隊の攻撃を阻止するのが困難だった。テッサリの騎馬隊は頑強で戦いなれてたが二倍の数をもつペルシアの騎馬隊は古代で最強とみられてた。

アレクサンダーに引きいられた騎兵隊はペルシアの歩兵を切りさいて侵入しその編隊に穴をあけた。ペルシアの左翼は徐々に崩壊しはじめた。アレクサンダーのえらばれた騎馬隊のすぐれた戦闘能力が惟一の勝利への道だった。二倍の数の敵を引きうけた中央の歩兵隊と左翼の騎馬隊は強力なペルシア部隊の攻撃にたえることが困難だった。アレクサンダーは高地にいてこの状勢をみた。ただちにペルシアの中央の側面を攻撃することにした。これは困難にたえてる密集歩兵隊の救援であった。この騎馬隊の攻撃の効果はすぐにでた。

* アレクサンダーの騎馬隊が戦況をかえダリウス退却へ
騎馬隊は編隊を頑強にくずさなかった敵の歩兵隊におおくの損害をあたえた。これで密集歩兵隊は前進することができ弱体化したペルシアの中央を無力化した。接近戦のなかアレクサンダーはダリウスがいることを発見した。彼はえらばれた騎馬隊とともに王がいる部隊をはげしく攻撃した。ダリウスは不利をさとって退却をきめた。アレクサンダーはダリウスをおった。その頃えらばれた騎馬隊のおおくは岸辺で崩壊しそうになってるマセドニア部隊の救援に急行した。ナバゼイナス、ペルシアの騎馬隊の指揮官が王が退却してゆくのをみて、もうすこしでその戦いに簡単に勝利できたにもかかわらず彼の部隊に退却をめいじた。

マセドニアは軍を立てなおし、にげる敵をおった。そして数百人をころした。時はすでに夕方であった。彼らの追撃はながくつづけられなかった。ダリウスは退却し軍は散開した。おおくがころされた。アレクサンダー側の犠牲も相当だった。マセドニアの兵力は四万、損失は七千。犠牲のおおくは中央の分断された部隊のもの。ペルシアの兵力は五万から十万、損失は二万であった。

* ペルシアの王が歴史上はじめて敗北
ダリウスははじめて戦いにやぶれた。しかし戦争はまだつづく。彼の組織を立てなおす能力はたかい。広大な帝国の資源をたくみにつかう能力がある。強大なペルシアにたいする偉大な二度目の勝利はアレクサンダーのシリア侵攻を可能にした。これは偉大な征服者としての彼のかがやかしい歴史にあたらしい章を書きしるすこととなる。以下は補注といえるものである。

この戦いでマセドニア軍は裕福な野営地をうばった。そこにはダリウスの母、妻、娘がいた。その娘はアレクサンダーの妻の一人となった。イッソスの衝撃的敗北はアケメネス朝ペルシア帝国、二百二十年の全歴史においてペルシアの王が敗北したはじめての戦いである。この戦いの前までアレクサンダーが王の称号をつかった証拠はない。人々が自分を王とよぶようもとめるようになったのはこの戦い以降である。

(おわり)

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アレクサンダー大王、その三、グラニカスの戦い [英語学習]


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* はじめに
アレクサンダー大王の事蹟をその戦いをとおしておう。今回はアレクサンダーがはじめてペルシャに侵攻し小アジアのグラニカス川で勝利をおさめたものである。
(The Battle of Granicus 334 BC、BazBattles、2016/09/16 に公開)

* フィリップを引きついだアレクサンダの登場
紀元前三三四年、マセドニアの王、アレクサンダーはその父王がはじめたことを継続しようとダーダネルス海峡をわたりペルシャ帝国侵攻に乗りだした。小アジアのグラニカス川の川岸から彼の偉大な生涯がはじまる。彼の阻止をめざす強力なペルシャ軍をむかえうった。彼の力をみせる最初の機会となった。

* フィリップの暗殺からペルシャ進軍まで
紀元前三三七年、カロネイアの戦いの後にフィリップはヘレニック同盟をとうして全ギリシャのほとんどを支配下におさめた。そして東方遠征作戦の準備をすすめてた。しかしここで彼が暗殺されこの計画は数年間一頓挫した。彼の息子、アレクサンダーがあとをついだ。彼は王位をねらう競争者を排除し先王の死が引きおこした不安定な状況を鎮静させて王位についた。それはそれほど簡単なことではなかったがここではその事情は省略する。

* アレクサンダー、神話の英雄、アキレスをしのぶ
紀元前三三四年、アレクサンダーは戦争準備をおえ彼の軍をダーダネルス海峡にすすめ、そこから小アジアにわたった。彼はここでアジアの地に軍事力を展開し強大なペルシャ帝国を征服しアジアを神からの贈り物として受けとることをのべその決意をしめした。彼は父王とくらべ戦いに熱心だった。父は自分の得意の外交力をつかって問題を解決することをこのんだ。パーメニオン、第二指揮官が引きいた先遣隊がかえってきて合流した頃に彼はトロイを訪問し愛読したホーマーのイリアッドに登場する英雄、アキレスをしのんだ。

* 迎えうつペルシャの作戦
その頃、西部ペルシャの州長官たちは軍をあつめアレクサンダーをヨーロッパに押しもどそうとしてた。マセドニアの侵攻はすでに六年前から予測できた。だが彼らは戦争への充分な準備をおこたってた。彼らがやったことはただ先遣隊を追いやったことだった。概して彼らはアレクサンダーをわかいと過少評価してた。彼はまったく抵抗をうけず渡河した。それはこのマセドニアの軍事力より自軍がすぐれているとみてたからである。だがペルシャ軍にあってマセドニアの軍事力をおそるべきものと気づいてた人物がいた。それはギリシャ人傭兵隊の指揮官、メムノンであった。彼は焦土作戦を提案した。それは穀物、農園、村落を火で焼きつくすことである。

これによりマセドニアの軍への兵糧の獲得を阻止し同時にペルシャ軍を東方に移動させ戦いをさけるというねらいだった。だが州長官たちは受けいれなかった。その理由の一つは彼がギリシャ人で信頼できないとかんがえたこと。さらに自分たちの領地を破壊することは受けいれがたかったからである。かわりに彼らがやろうとしたことは防禦にてきした地点をえらびマセドニアを戦略的にそこに誘いこむことであった。こうしてアレクサンダーは彼が東に移動しその背後の安全と供給線を確保する前に州知事たちの作戦により戦いをはじめなければならない状況となった。

* グラニカス川での戦い
アレクサンダーの斥候かペルシャ軍がグラニカス川の東岸に野営してるとしらせてきた。彼はただちに彼らと遭遇するため進軍をめいじた。ペルシャ 軍は東岸に強固な防禦拠点をつくってた。その騎馬隊のすべてを前面におき、傭兵隊からなる歩兵隊を第二線においてた。彼らは丘のうえにいた。それは馬鹿げた編隊のようにみえた。というのは騎馬隊が川と歩兵隊に邪魔され充分な攻撃力を発揮できないからである。だが彼らの考えはアレクサンダーの騎馬隊を誘いこむことだった。

これで自分たちのほうがすぐれているとしんじてる騎馬隊により相手を圧倒しアレクサンダーを殺害する。マセドニアの部隊に決定的損害をあたえ戦争を初期の時点で効率的に終結させるという考えであった。第三日目の午後、アレクサンダーの軍はついにグラニカス川の西岸についた。そして横一線にならんだ。騎馬隊は両翼におかれ密集歩兵隊は中央におかれた。パーメニオンがむかいの岸にいるペルシャ軍をみて警告した。というのはアレクサンダーが当初かんがえていた前面からの攻撃は川の流れがはやく岸が急峻である。そのため渡河は容易でないとおもったからである。

* アレクサンダーの渡河作戦
アレクサンダーはもしグラニカスをおそれたらダーダネルス海峡を馬鹿にしたことになるといって、この警告を聞きいれなかった。そしてただちに攻撃をはじめペルシャの作戦の誤りを利用するといった。マセドニアの軍を二つにわけて指揮することとしパーメニオンが左翼、アレクサンダーが右翼である。最初にマセドニアがうごいた。騎馬隊と密集歩兵隊の混成部隊がさそいの攻撃をペルシャの最左端に仕かけた。そこは傭兵隊のメムノンが岸辺でまもってたところである。最初の兵が川にはいったところ相手は投げ槍や矢でいっせいに攻撃してきた。おおくの犠牲がでた。東岸で両軍によるはげしい前哨戦がたたかわれた。マセドニアのねらいはこのさそいの戦いにおいてできるだけおおくのペルシャ軍を引きつけることであった。

数でまさる敵におされながらも彼らはペルシャ騎馬隊をその編隊から引きはなすことに成功した。アレクサンダーが主攻撃を仕かける絶好の機会がやってきた。彼は親衛隊(Hetaioi)を引きいて攻撃にうつった。それに重装の密集歩兵隊がつづいた。そして編隊がばらばらとなってきた中央の攻撃にむかった。彼らはアレクサンダーがそこにいることに気がついた。彼はかがやく鎧とおおきなしろい羽根飾りがついたヘルメットをし攻撃の命令をだしてた。彼らはこの部隊に攻撃を集中した。きびしい接近戦がはじまった。騎馬にのった戦いであったがまるで密集歩兵隊の戦いのようだった。両者はたがいの優位をきそった。

* 命を危険にさらしたアレクサンダーの攻撃
アレクサンダーは騎馬隊の長槍で相手をさした。彼はペルシャの貴族をころしたが、そこでほかの貴族が彼の頭をうった。それですこし傷をおった。彼は剣で反撃した。また他のペルシャの騎馬兵が剣をあげて彼の背中をうった。しかし彼ののびた腕はクレイタス(Cleitus the Black)により切りおとされた。彼は騎馬隊の親衛隊分隊長であるが彼が王の命をすくった。ペルシャは頑強に抵抗したがマセドニアのえらばれた騎馬隊の進撃をとめることはできなかった。彼らはだんだんと急峻な岸辺で陣地を確保していった。とうとうアレクサンダーの右翼の残りも川をわたりペルシャの騎馬隊と戦いにはいった。

* アレクサンダーが中央を突破
最後にではあるがギリシャの左翼もテッサリの騎馬隊をつれて戦いに参加した。この騎馬隊の戦闘能力は極めてたかい。ここて一つ説明しておくがペルシャの騎馬隊はそれまで最強とみとめられてた。それでペルシャの指揮官たちは親衛隊の騎馬隊やマセドニアの騎馬兵一般のたかい戦闘能力におどろいた。ペルシャ軍の指揮はおおくの指揮官が分担する。だがマセドニアの指揮はすぐれた者だけにかぎる。ペルシャはおおくの貴族をうしなった。騎馬隊はだんだんと戦闘意欲をなくしていった。

* ギリシャ人傭兵隊をゆるさなかったアレクサンダー
彼らの戦闘線は中央でやぶられた。もっともはげしい戦いがあったところだった。アレクサンダーとそれにしたがう部隊がペルシャの戦闘線を突破し他の部隊の背後と両翼にむかった。これが敵に恐慌を生みだした。そして大量の逃走者をだした。マセドニアはにげるペルシャの騎馬隊を追撃できなかった。そこにはなおペルシャにいたギリシャ人傭兵隊がいたからである。傭兵隊はアレクサンダーに条件付きの降服を申しでた。アレクサンダーはこれを拒否し密集歩兵隊に前面からの攻撃を、騎馬隊には防禦がなくなった側面と背後からの攻撃をめいじた。

二千はたすかったが、残りはころされた。これらの幸運な者はおくられマセドニアの石切場ではたらかされた。アレクサンダーはギリシャ人が敵に協力することをゆるさないとはっきりとしめした。戦いはおわった。マセドニアは数百をうしなった。これは最初の誘いの攻撃の時のものがほとんどである。ペルシャの犠牲者はおおかった。千の騎馬兵、三千のギリシャ人傭兵、そこでペルシャの指揮官層にいる貴族がふくまれてる。アレクサンダーが死亡したものを軍隊の礼儀により埋葬するようめいじた。結果は次のとおり。

マセドニアの戦力は二万五千の歩兵、五千の騎馬隊、損失は三百から四百。たいしてペルシャの、戦力、一万の歩兵、一万の騎馬隊、ギリシャ人傭兵隊が五千、損失が四千であった。
* 西部侵攻の道をひらいた勝利
若い王はこの最初のおおきな戦いに勝利した。彼の作戦にはほとんと失敗はなかったが自分の命を危険にさらした。こうしてペルシャの西部の州への道はおおきくひらかれた。だがまたおおくの戦いがまってる。ダリウス、ペルシャのあたらしい王はこのわかきマセドニアの王をあなどれないことをしった。

(おわり)

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ここまできたのか北朝鮮 [バカにされないクスリ]


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* はじめに
 Jアラート(全国瞬時警報システム)がなったらしい。十五日朝、北朝鮮からミサイルが発射れ北海道地方を通過し襟裳岬の東約二千キロに着水したという。さてここまできたか、北朝鮮は。という気持になった。この事態は予想外でない。やっとものがいえる事態となった。だが嫌な気分である。この国の問題に何があったかグーグルもつかって思いだしてみた。次のとおりである。

* 何故、北朝鮮の原子炉に協力するのか
クリントン政権で北朝鮮の原子炉に協力する。日本も数百億円の資金援助をするという話しがでた。なんのことかとおもった。これはその当時、米が北の攻撃を検討し犠牲者のおおさに断念し、でてきた話しと後でしった。一九九〇年代のことだった。北からの不審船が撃沈された。北との関係がひえきってたのに北から定期船がやってきた。在日の北朝鮮にかえる人間の交流、さまざまな貿易のルートになってるという。後に暗殺された金正男氏が不法パスポートで入国しつかまった。いったいなんという国か。何故国交もないのにこれだけ縁があるのか。それもあやしげなものがあるのかとおもった。

* 拉致被害者の帰国
二〇〇二年に北から拉致被害者五人が帰国した。これですこし関係が正常化されそうになった。だが一時帰国だから拉致された人間をまた北にもどせ。約束違反だといって話しがこわれた。冗談ではない。拉致された人間を拉致した国にもどす理由などない。小泉政権の時だった。

* トランプ政権が攻撃するのか
今年の五月、トランプ政権がついに北を攻撃するとさかんにいわれた。大統領のツィッターでは強硬だったが外交交渉が政権の本音のようだ。中国を持ちあげ圧力をかけさせた。最近の情報では大統領は何もしなかったといったという。この中国である。

今まで中国が鍵だという解説が主流だった。米が中国に圧力をもとめた時、その報道官が主役でないと否定したのにはあきれた。事情をしる人から北京の中央政府の意向に北に隣接する軍区が面従腹背、利権構造がある。だから圧力はきかないという。建前では中国は非核化という。それを対話をつうじて解決といってる。その程度のものかと、馬鹿馬鹿しくなった。お隣の韓国のことである。

* 韓国の事情、文在寅大統領の気持
韓国と北は休戦だがまだ戦争はおわってない。昔、朴正煕大統領の頃、日本人旅行者の話しとして北をむくホテルの窓はあけない。そこからのぞくのもあぶない。定期的に避難訓練をやってる。ところがいつのまにか平和ムードがただよい今にいたる。北のミサイルや核実験とかまったく事情はかわってない。分断国家のドイツは一九九〇年に西が東を吸収するかたちで統一された。韓国もことあるごとに統一をとなえるが御題目以上の実質があるのか。また北が主体で高麗連邦をつくるかもしれない。トランプ大統領は最近、韓国が北に圧力をかけてないと不満をもらした。

* 日本は国連決議をたてに非難を繰りかえす
別にわるとはいわないが日本は国連決議をたてに非難を繰りかえしてるがそれが事態を好転させたか。その効果は疑問充分。最近の北朝鮮の事態に経済評論家の三橋貴明氏がいったこと二つをのべる。

一、戦後七十年ちかく戦争がなかった東アジアはもはや平和な地域でなくなった。すぐれた見識である。日本がかわらなくとも相手がかわれば平和はくずれる。韓国は同族だから自分たちを攻撃するまいとおもってる。文在寅大統領の融和策はあくまでも南北間だけ。そこからこぼれてひろがる紛争が日本におよぶことまで心配してない。

二、米のライス元国務長官が北の核保有を容認しようという発言がある。もし米がこれをみとめた時、安保条約の核の傘で日本がまもられてるという前提がくずれる。米は核保有国とたたかったことはない。日本のためにたたかうと期待するのは幻想である。もっともである。英、仏も核武装をしてる。これもおなじ論理で米が核保有国のロシアを攻撃してくれるか。この疑問があって核武装をしたときいた。インドの国防長官室には広島原爆の写真がかざってある。それをしめして日本人にインドはこのような悲惨な状況をさけるため核武装に踏みきったと説明してくれたそうだ。さて結論である。

* 結論
まず、日本は後悔が先だつ国。政策には特にいえる。あの時やっておけばとか、もうちょっとはやければ楽だったのにというわけだ。目の前に危機がかたちをみせないとうごこうとしない。いつも手遅れになる危険をおかしてる。この北の事態を心配してる人はおおかった。公言しなかっただけ。やっと核武装も敵基地攻撃能力もタブーとしないで議論できる状況がやってきた。米英仏など欧米や東南アジア、インドなどの理解をえて軍事力の強化に踏みきるべきである。政治家は国民に応分のリスクを引きうけるようもとめるべきである。

(おわり)

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アレクサンダー大王、その二、カロネイアの戦い [英語学習]

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* はじめに
アレクサンダー大王の事蹟をその戦いをとおしておう。今回はギリシャ全土を統一しペルシャ帝国への攻勢につながるカロネイアの戦いをのべる。これは父王フィリップの戦いであるがアレクサンダー初参加の戦いでもある。
(The Battle of Chaeronea 338 BC、BazBattles、2016/06/23 に公開)

* マセドニアによるギリシャ統一の道程
紀元前三三八年八月のことである。ギリシャ半島の支配をすすめる第四回目の聖戦がその最高潮をむかえた。都市、カロネイアのちかくでフィリップ二世がひきいるマセドニア軍と侵攻を阻止しようとするシーブス、アテネ同盟軍がぶつかった。古代におけるもっとも重要な戦いの一つがはじまろうとしてる。

二十年前まではマセドニアはギリシャ北東にある弱小国だった。常に隣国からの侵略をうけてた。北からスレイシアンズ、イリリアンズ、パイオニアンズ、南からアテニアンズ。だがしかしマセドニアにあたらしい王が登場した。それは王、フィリップ、アレクサンダー大王の父である。

* 職業軍人の軍を創設、二倍のながさの槍を装備
それから事態がおおきくかわった。まず隣国との争いをさけ国の再建の時間をかせいた。特に軍事面での強化はみるべきものがあった。イリリアンの支配を排除しようとした先王が戦いで戦死しその軍もうしなったためマセドニア軍はなきも同然だった。あらたに兵が招集、訓練がはじまった。あたらしい軍がつくられた。これは当時としてはめずらしい職業軍人による軍であった。ほとんどのギリシャや未開の国は国が強制的に招集し編成したものだった。もうひとつ指摘すべきはあたらしい武器。サリッサの導入である。これは当時のギリシャや未開の国がつかうものの二倍の長さをもつ。これがマセドニアの密集歩兵隊の標準の武器となった。これで前面からの攻撃にたいしては無敵となった。

* フィリップによる隣国攻略、勢力拡大
あたらしい軍隊と立てなおされた経済によりフィリップはこれまで侵略をうけてきた隣国に対抗できるようになった。王位について数年後にスレイス、カルキディキ、エピラス、テッサリをやぶり服属させた。そして南部ギリシャ、特に、全ギリシャの指導的位置にあるアテネに対抗するようになった。彼の究極の目標は全ギリシャを支配し、それからペルシャ帝国の攻撃をねらうことであった。

* ギリシャの盟主、アテネへの対抗
しかしアテネはマセドニアを半未開の部族とみており誇りたかい彼らが服属することはありえなかった。紀元前三三九年、フィリップはアテネほかとたたかうため遠征作戦を開始した。そしてビオーシャの南に軍をすすめた。シーブスはテルモピレちかくの主要道路を閉鎖しマセドニアの中部ギリシャ侵入を阻止しようとした。しかしフィリップは別の目だたない道をえらんでシーブスの閉鎖作戦を迂回した。そしてエラティアにやってきた。

* マセドニア軍の南下
ここで友好的なホシアンズの部族の協力をえて冬の拠点としての砦を再建した。このしらせがはいった時、アテネは恐慌におちいった。といのはエラティアからアテネまでは三日の行軍の距離である。そこで当時有名であり、有力な指導者であったデモステネスがたたかえる男子はビオーシャにむかい戦争の準備をするよう呼びかけた。彼自身はシーブスにむかいアテネとの同盟を確保しようとした。そこにはフィリップからの派遣団がすでにいた。

* アテネとシーブスの同盟軍、カロネイアに集結
シーブスはその気になればビオーシャにいるマセドニアの進軍を黙認し戦いをさけることができた。シーブスにはアテネにたいしていやしがたい憎悪があった。だが同盟に参加することとしギリシャの自由をまもることをきめた。この同盟軍は二マイルの広さをもつ平原を戦場とすることにした。そこはカロネイアの北西、ケフィソス川がながれてる。その南北の境界は丘であり東は沼沢地となってるせまい平原だった。防禦にてきした地といえる。

* 両軍の編隊
マセドニアは紀元前三三八年八月に出発し、まもなくシーブスとアテネへの道をまもる同盟軍にぶつかった。両軍の規模はほぼおなじである。マセドニアは三万の歩兵、二千の騎馬兵。いくつかの部隊はマセドニアの同盟からの参加である。これにたいし、相手は三万五千の兵が平原にたってた。その歩兵隊のほとんどは重装歩兵だった。アテネは左翼。シーブスは右翼。その隊列の最後にはえらばれた聖なる部隊がたってた。編隊の前面線は斜めにかしいでアテネがもっとも敵にちかい位置にいた。

彼らは平原で防禦にてきした高所をしめた。フィリップは軍を敵の編隊形にあわせて調整した。彼は左翼にサリッサをもつ密集歩兵隊をおいた。彼自身が指揮しアテネの部隊を意識したものだった。左翼はえらばれた騎馬隊である。これは彼の息子、アレクサンダーが指揮する。当時、十八歳、はじめての指揮である。彼にはもっとも経験ゆたかな将軍がつけられてた。このような編隊となったのはアテネを意識したからである。フィリップは自軍の左翼にいる密集歩兵隊を危地におきたくなかった。またアテネの重装歩兵隊による圧力が騎馬隊におよぶことを予想し騎馬隊が危機にさらされることをさけた。もう一つ指摘しておくべきことだが大部分のマセドニア軍は二十年の戦いにより戦いに成熟してたことである。彼らは全ギリシャを代表するものだった。これにたいして同盟軍であるが彼らのおおくが戦争未経験の若者か四十から五十歳までの戦闘能力のピークをすぎた者だった。アテネは二十年間戦争をしてない。そうなると指揮官も戦争の経験をもたない。

* 戦いのはじまり
フィリップが最初にうごいた。マセドニアが隊列をととのえた時、興奮をおさえられないアテネは防禦にてきした高地をおり攻撃してきた。マセドニアの密集歩兵隊はながいサリッサをもってるので前面線をくずす心配はほとんどない。前哨戦がおわってフィリップはアテネの兵の行動は衝動的であり、すぐ戦闘にはいりたがることをしった。それでフィリップは密集歩兵隊にゆっくりと後退するようめいじた。これにより敵の編隊を二分しようとした。ギリシャはこのさそいにのって後退してゆくマセドニアの右翼を追いこんでいった。これと同時にアレクサンダーの左翼は前進しシーブスを攻撃した。マセドニアがやったことは車輪の戦法(wheeling manouver)であった。この結果、シーブスとアテネの部隊の連携が分断された。

マセドニアの騎馬隊の幾人かは敵の背後にまわりこんだ。彼らはアテネを背後から襲撃した。そこでフィリップのよく訓練された部隊はいつわりの退却をやめ、わなにはまったアテネを攻撃した。これは鉄槌と金床の戦法といわれるもの。騎馬隊が鉄槌、密集歩兵隊が金床である。これはアレクサンダー大王のアジアにおける戦いでよくもちいられた。数で圧倒され両方から攻撃されたので、すぐ彼らは戦場から逃亡しはじめた。

他方、アレクサンダーの左翼はアテネが退却してゆくのをみていっせいにシーブスに攻撃を仕かけた。こうして、まだたたかってる部隊はシーブスの聖なる部隊だけとなった。この戦場でもっともすぐれた戦いをしてた。しかし数で圧倒され降服をいさぎよしとしないのでマセドニアの騎馬隊によりころされ全滅した。フィリップはにげるギリシャを追撃することをみとめなかった。

* マセドニアの勝利、ギリシャの統一
それは彼が全ギリシャの統一をもとめており無用な殺戮をさけたかったからである。同盟軍の犠牲は三千をうしない、四千が捕獲された。マセドニアの犠牲はあきらかでないが二千から四千がころされたと推定される。戦いはおわり全ギリシャの統一への道がひらかれた。カロネイアの勝利はフィリップの最大の功績である。ギリシャのほとんどの都市国家の力を東にてんじペルシャ帝国にむかわせることができるようになった。

(おわり)

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アレクサンダー大王、その一、エリゴン峡谷の戦い [英語学習]


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* はじめに
アレクサンダー大王の事蹟をその戦いをとおしておう。今回は大王の父、フィリップの戦い、エリゴン峡谷での戦いである。
(The Battle of Erigon Valley 358 BC、BazBattles、2016/06/02 に公開)

* 大王の父フィリップの登場まで
アレクサンダー大王は二千年以上の昔、当時しられていた世界の半分を征服した指導者である。彼はおそらくその父、王、フィリップがいなかったら歴史にこれほど名をのこす人物にはならなかっただろう。父、フィリップはギリシャの北にあった弱小国マセドニアをヘレニズム時代の主要勢力にかえていった人物である。今回はフィリップの、隣国とのあいだでおきた最初の主要な戦いであるエリゴン峡谷の戦いを取りあげる。

* フィリップの先王、ペルディカス三世の死
話しは紀元前三五九年頃からはじまる。マセドニアの王、ペルディカス三世は北西にあるダルダニアンとの交渉にのぞみ軍を進軍させる準備をしてた。ダルダニアンはしばしばマセドニアの境界線に展開してたが、ペルディカスはこの地域でのダルダニアンの支配を克服しマセドニアの人々への脅威を緩和しようとしてた。その考えはただしかった。だがダルダニアンの兵たちはすぐれていた。彼らはマセドニアを打ちまかした。ペルディカスはころされ兵の半分もころされ、軍は無力化された。

* フィリップの王位の継承、国の建て直し
おおくの敵にかこまれ、やぶれたマセドニアは征服の危機にひんした。さてここで今回の主役の登場となる。ペルディカス三世のもっともわかい兄弟のフィリップである。ペルディカスの息子たちは王位をつぐにはおさなかった。これは彼にとり有利にはたらいた。また彼は高官たちの協力をえてた。ただちに彼はマセドニアの建て直しに取りかかった。外交と贈り物によってフィリップは一息をつくとともに再建への猶予をえた。次にやるべきことは軍の建て直しとうしなわれた信頼の回復であった。

きびしい訓練がはじまった。兵たちはサリッサという六メートルものながい槍をもつ歩兵隊の編隊でたたかうことをまなんだ。これは従来のドルーとよぶ槍よりはるかにながいものだった。あたらしい戦法と装備はすぐ非常にすぐれたものだとわかった。翌年、パイオニアンの王がしんだ。

* 隣国、ダルダニアンとの対決へ
次のとるべき道はダルダニアンと交渉にはいりペルディカスの時にうしなった領土を取りもどすことだった。フィリップはきたるべき戦いにそなえマセドニアの動員可能な男子をすべて動員した。一万の歩兵、六百の騎馬兵をあつめた。ダルダニアンの王、バディリスにマセドニアの脅威の情報がしらされた。彼は現状を維持するという協定案を提案した。これはフィリップにはまったく受けいれることのできないものだった。彼の目標はマセドニアの北西の支配を獲得することだった。戦いは必然となった。

* エリゴン峡谷での戦いへ、部隊の編成
両軍は現在の都市、ビトラのちかくのエリゴン峡谷でぶつかった。王、バディリスは一万の歩兵と五百の騎馬兵を編成した。これはマセドニアとほぼ同等の兵力だった。しかしフィリップの軍は実戦経験がないが訓練と装備においてはるかにすぐれていた。ダルダニアンの兵のなかには実戦経験のある古老の兵たちがいた。バディリス王は九十歳である。だがなお戦場を馬でかけることができた。彼は軍を横一線にならべ最強の部隊を中央においた。たぶんペルディカスとの戦いの時とおなじ編隊だった。彼はかんたんに勝利できるものとおもってた。たいしてフィリップのほうである。右翼に最強の兵をあつめた。それは盾持ち歩兵であった。密集歩兵(phalangite)を左翼と中央におき、騎馬兵を両翼においた。全体の編隊は右翼がやや敵に近づく斜めのかたちだった。まさにたたかいがはじまろうとしてる。

* 戦いのはじまり
両軍はたがいに敵にむかって前進していった。ダルダニアンはいそいで前進しマセドニアは編隊のえすら序をたもちゆっくりとすすんだ。フィリップは、サリッサをもった歩兵隊がどのような種類の部隊と遭遇しようとも充分にたたかえるとかんがえてた。それで彼はえらばれた盾持ち歩兵(hypaspist)からなる右翼で相手に突撃できるとみてた。バディリス王は予想外の事態にたいする用意がなかった。彼は経験豊富な軍で相手と充分にたたかえるとおもってた。ついに両軍はぶつかった。はげしい戦闘が戦場全体にひろがった。マセドニアの歩兵隊はバディリス王に指揮されたすぐれたダルダニアンの軍ですら破壊できるほど強力だった。サリッサのながい槍ときびしい訓練の効果があらわれる。

しばらくのあいだ、両軍とも相手を圧倒し編隊をやぶることができない。両軍の兵力はそれほど均衡してた。だんだんとダルダニアンの右翼がおされはじめた。フィリップと盾持ち歩兵はおおきな打撃を敵の兵たちにあたえた。敵の隊列を押しこんだ。左翼と中央の兵が崩壊しそうな右翼をささえるためにやってきた。こうして包囲をふせごうとした。しかし事態はバディリスの部隊にとってわるい方向にすすんだ。左翼のよわい部隊はマセドニアのながい槍で装備した部隊に対抗できない。彼らがもつ最善の兵力を投入したにもかかわらず圧倒されはじめた。次に右翼である。フィリップの部隊は騎兵隊の支援をうけてた。このため彼らはダルダニアンのつかれはてた兵たちの背後を襲撃することができた。これはダルダニアンの軍全体を混乱におとしいれた。まもなく戦死をおそれ逃げだすものがでた。マセドニアの散兵(skirmisher)と騎兵隊は逃走するダルダニアンをはげしく追撃した。そしておおくをころした。これで戦いはおわった。バディリス王はおそらく戦闘の最中でころされた。この戦いでダルダニアンの兵力の半分がころされた。そのほかの部隊も捕獲されたり、数百人が虐待された。マセドニアの犠牲はすくなかった。三百ないし五百の兵士がころされた。

* マセドニアの勝利
この戦いはフィリップが成しとげた最初の戦果である。彼は隣国にわすれられないきびしい教訓をのこした。北西領域の安全は確保された。フィリップはリンケスタ湖のところまでダルダニアンの領土を併合した。イリリアンの部族がながい期間、フィリップの領土を襲撃することはなかったのでマセドニアの国境を侵略するものはなくなった。

(おわり)

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お金の話し、第十回、インフレとは [バカにされないクスリ]


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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、インフレになるのは何時か、三橋貴明氏に教わる 第八回、takimoto kenji、2017/05/23 に公開)

* まずデフレの謎解きを
では、引きつづきインフレの話しを。約二十年間デフレがづいています。で、そもそもインフレとは何かから。はい。わかりやすくするため、その反対のデフレから話しを。ほう。デフレは異常事態。だが二十年もつづいて常態化してるが、やはり異常。デフレが何故おきるか。はい。これは比較的簡単。へえ。私たちがバブルにおどって金融の世界で。キャピタルゲインをねらう。はい、インカムゲインでなく。そう、このキャピタルゲイン目的で皆んなが借金して土地などをかう。はい。皆んながかうから値段があがる。

* バブルのはじまり
ほかの人がまたかう。またあがる。はあ、今のビットコインみたいですね。ああ、そう、中国のお金がはいってバブル化してるみたい。うん、歴史上はじめてのチューリップのバブルとおなじで。そう。皆んなかって価格があがる。またかう。またあがる。このプロセスにはいってしまうと、バブルへ。はい。たとえばゴルフ会員権。へえ。一九九一年、日本のゴルフ会員権は全国平均が四千二百万円。ほう。ところでビートたけしさん。あの方は二億円。はあ。それが。今は百万円。はい。たまたまビートたけしのも百万円。はい。

* ビートたけし、二億円ゴルフ会員権が百万円
ただね、ビートたけしは貯金でかったとおもう。へっ。だからダメージがない。はあ。問題は借金してかった人。四千二百万円が百万円になったら借金だけのこる。要はその人の貸借対照表がくずれて債務超過の状態。借方の資産がほぼゼロになって貸方の借金がのこる。これでどうするか。ううん。所得から借金をかえしはじめる。これがバブル崩壊後のデフレのはじまり。へえ。さらにバブルがくずれ不景気にはいる。はい。となると皆んな守りにはいる。ふうん、ココロが守りに。するとどんどん貯金に。ふやしてふやしてゆく。国民が不安から。はあ。

* バブル崩壊からデフレに
そう、それが問題。日本国民の銀行預金、一人当たり貯蓄額が米国の二倍に。へえっ。人口は米が三倍、総額でない。で、一人当たりでは断然世界第一位。それだけお金をつかわない。ふむ。というわけで我々がバブル崩壊後に借金返済、貯金にはしることは。ほう。その反対に消費や投資がへってるということ。はい。要は、消費や投資をしないで銀行預金、借金返してるという意味。へえ。これがデフレ、需要不足のはじまり。なるほど。その状況で緊縮財政にはしってゆくと、ただでさえひえてる消費や投資が激減する。

* デフレは需要不足、消費、投資不足、GDP不足
消費税増税で消費をつぶす。政府の公共事業削減で投資をつぶす。消費や投資のパイをどんどんちいさくする。その消費や投資の合計のことがGDP。はあ。ということはデフレとはGDPの不足ということ。別名は総需要の不足。ふうん。この図(インフレギャップとデフレギャップ)をみる。はい。本来の供給能力(潜在GDP)と総需要(名目GDP)をくらべる。はい。たとえると我々が百の供給能力がある。はい。ところが総需要がたりない。つくれないわけでないのに需要が。だからすぐたたきうり。価格暴落。はい。この前のテレビの話しを。へえ。スーパーでもやし一袋十円でうってる。はあ。目玉商品がほしいスーパーが生産者に圧力。はあ、まさか十円では。三十円くらいで納入させる。へえ。これで生産者がくるしむ。さらにその向こう側でも。ツケがおよぶ。つまりこの状態が伝播してゆく。競争激化と価格の下落。ふむ。クリーニング屋さん、ワイシャツが百円きってる。へえ。

* デフレ、街の景色、究極のブラック
この分野、大手が進出し競争激化。地元クリーニング屋さんと熾烈な戦い。ううむ。そう、髪切りもやすくなりましたね。そう、すべてのモノやサービスの価格がさがる。ここに問題。価格がさがることにより生産者が打撃をうける。はい。ぜつたいもやしの生産者は貧乏になる。するとお金をつかわない。はい。だからモノやサービスの価格がさがる。ふうむ。この循環がえんえんとつづく。これがデフレ。はい。日本のデフレはいきつくところまでいってる。あらゆる 業界がブラック化してる。ふう。あらゆるもの。価格がやすく、しかも品質はたかく。はあ。こんなむちゃくちゃなことをやってた。はい、こんなやすくてサービスのいい国ってないです。

* 低価格、高品質サービスの典型、宅急便
特に宅急便、六百、七百円で全国配達。翌日、時間指定でとどく。こんな国はない。ふうん。さらにただみたいな値段で当日配達をやってる。うん、私はあれを否定しないが、ちゃんとお金をとれと。はい。高品質、低価格化が全国に、国民は総ブラック化。はい。これが今の日本の状況。へええ。デフレの問題は大変。取りあえず国民が貧困化。はあ。どれぐらい貧困化したかというと一九九七年、橋本内閣の時をピークとして、実質賃金がマイナス十五パーセント

* 実質賃金が十五パーセント減
へええ、給料が。そう、名目でない。つまりその分モノやサービスがかえなくなった。はあ。物価がさがるだけ。名目が一定なら。実質はあがるから貧困化してない。はい。実際は逆の方向にいった。これが貧困化。さらに防衛費がふえない。えっ、ああ対GDP比率か。そう、GDPがまったくのびない。なら防衛費もふえない。なるほど。安全保障がたいへんになった。さらに交通インフラ、水道、下水道がぼろぼろ。さらに科学技術。これが一番かなしい。 政府のこの予算に財務省がシーリングをかけた。

* やせほそる社会インフラ、安全保障、科学技術
へえ。これは上限をもうける。前年よりさげろと。へえ。どんどんさがってゆく。ええ、技術は先生がいってる資本主義の三要素にありますよね。すると日本の論文数が激減。あたりまえ。ううん。これだけお金をつかってないから。はあ。もう日本は技術大国ではない。中国にぬかれてます。ええっ、くらくなってきますね。さらにもっと大変な問題が。はあ。実質賃金が十五パーセントさがった。わかい世代が結婚しなくなった。結婚できなくなった。はい。人口問題ははじまりはちがうが、もはやデフレが原因。

* ながびくデフレが結婚を阻害し人口をへらす
ほう、デフレが人口をへらす。といことはデフレは人災ですか。はい、かんぜんに人災です。特に財務省の人災。ふむ。最終的にどうなるか。はい。需要がないと私たちはモノやサービスをつくらない。すると結果的につくる力がうしなわれる。ええっ。今、生産についてる人もやがて退場。すると、もうつくらないからその技術、経験を継承できない。へえ。発展途上国に地震。救援隊をおくる。それは発展途上国に技術がないから外国に助けをもとめる。このままだと日本もにた状況になる。へえ。世界一の純資産国という。お金はあるが技術がない状況に。へえ。このままだと大変な状況になるでしょうね。これがデフレの究極の姿。ふむ、我々はその先をどうみればいいのですか。

* このデフレを抜けだす道があるのか
で、この時期にデフレから脱却してインフレになる可能性がおきようとしてる。へええ、あかるいきざしがあるのですか。はい。こんなことがおきるとは私もおもわなかった。はあ、皆さんしってますか。今の失業率。どんどんさがって三パーセントをきった。ほう、完全雇用。いや、それは2.3パーセントと。ほう。日本銀行風にいえばまださがってるとの状況。ふん。で、有効求人倍率が1.43。これは職をえらばなかったら百パーセント就職できる。ふむ。

* デフレでも雇用条件が劇的に改善
もっとすごいのが正規社員の有効求人倍率が一に近づいてる。これは歴史上はじめて。へえ。二〇〇一年この倍率が0.4をきった。はあ。リーマンショック後に。はあ。派遣になってた。論理的に正規社員になりたかったら全員なれる。ほう。へえ。何故こうなったか。はい。このシリーズでいってたように人口構造の変化。はい。総人口はほとんどかわってない。おそらく0.2パーセントほどのへりよう。でも生産年齢人口、十五歳から六十四歳までの人口がどんどんへってる。これと全人口との比率がバブル時代が七十パーセントだったものが、今、六十一パーセントになった。

* 人口構造の変化がインフレに近づける
まもなく六十パーセントをきるだろう。すると何がおきるか。はい。するとこの図の左。インフレギャップが。はあ、でも需要がふえたのでなく供給がへっただけ。でもこれはいい、わるいの問題でない。バブルの後にデフレになった。これも供給がのびたわけでなく需要がへったから。要はバランスの問題。はい、でも日本は頑張るから、どうしても供給がふえる。うん、そういう民族性。だからバブル崩壊後にこんなにながいデフレがつづいた。ブラック化した産業ではたらいた人は死にもの狂いではたらいた。で、懸命にはたらいてもなかなか給料がもらえない。これがデフレの悲惨なところだが。デフレだと人余りでそうなる。ふうん。

で、今、人口構造の変化によりインフレギャップ化しようとしてる。今からがチャンスですよ。はい。団塊の世代といわる方々。彼らが労働市場からひいてゆく。まあ七十歳ぐらい。人口の瘤といわれた集団。で、あらたにそれにかわる人口がはいってくるわけでない。だからぜったい人手不足になる。 一部の 産業では超人出不足。はい。で、ギブアップした。これはわるいことでない。人件費を引きあげるとか、過剰サービスをへらすというかたちで対応がはじまってる。

* インフレ化への道はもうはじまってる
いつからインフレになりますかと。ほう。もうはじまってる。はい。もちろん、全体の物価上昇はゼロ。はい。で、まったくデフレ脱却できてない。で、これは安倍政権のせい。へえ。緊縮財政のせい。それはそれとして人手不足がはじまってる。過剰サービスの提供はもうやめる。はい。だってコンビニで二十四時間営業は。もうやめると。ふえてる。はい、あとすき家とかの牛丼チェーン。もともと過剰サービスをやすく提供しすぎた。

あれがただしい方向。でも牛丼、コンビニも値段はかわってないとおもう。サービスの品質をさげて値段は一定。これは実質的なインフレだ。はい、価格面ではあらわれてないけれど。そう、あげなくてはと。でも皆んなこわくてできない。だから数量面でおとしてる。ふうん。ポテトティップスの中身がへったという話しも。ほう、今はそういう段階。そう。はじまってる。じゃあ金利があがったりとかは。本当のインフレの状況はいつぐらいから。それには何が必要かというと。

* 本格的にインフレがはじまる条件とは
これは継続的にインフレギャップがつづくことがぜったいに必要。ふうん。一年では駄目ってこと。ほう。インフレギャップを生産性向上によってうめる。そして一人当たりの生産量をふやす。こうしてうめる。すると皆んなの実質賃金があがる。これが三年くらいつづくと。適合性期待形成、これは今までこうだったから将来もそうという気持、これがうまれる。ふうん。日本人にこの傾向がつよい。それを日本銀行が証明してくれた。ふうん。

* 本格化にはもうすこし時間が
昨年八月に。これ本当。へえ、ということは実質賃金の上昇が三年くらいつづくと期待が形成されるということ。そう、これからもつづくだろうとおもいはじめる。なるほど、なら皆んながお金をつかいはじめますか。そう、するとまたインフレギャップがうまれる。生産性向上でうめたのにまたインフレギャップがうまれる。ほう、じゃあ本格的インフレギャップがうまれるのにはあと三年以上と。厳密には実質賃金の向上がはじまってから。はあ。三年ぐらいかかる。そうならないと私たちは消費をふやそうとは。へえ、しない。はい、でもその前に消費税増税があるかも。

* 消費増税、緊縮財政が気がかり
それやると消費はどんとおちるだろう。ふうん。だから今、日本は政府の緊縮財政によるデフレ圧力と人口構造の変化によるインフレ圧力がせめぎあってる。すぎたことだが安倍政権が消費税増税をやってなかったらとっくにインフレになってた。ええと、二〇一四年四月だったですね。あれがなければ。はい。あの時はじわじわきてる感じがしましたが。世界の経済成長においつこうとしてた。消費増税で翌年はすとんとおちた。

* 生産性向上への取り組み
話しをもどして、人口構造の変化によりものすごいインフレ圧力がきてる。ふうん。これへの対応は生産性向上以外にありえない。まあ最初はサービスの品質をさげる。これもあるが限界に。はい。今はその段階という。うん、で、値段をあげなくてはとなる。だから生産性向上。はい。これはとにかく必要。でもほかに。うん、政府の緊縮財政路線をあらためられるか。はい。前回はなしたPB目標。これがあるから消費税増税やらざるをえなかった。あれを撤廃して政府みずから生産性向上の投資をやりましょう。

交通インフラの整備とか技術開発の投資とかをはじめたらあっという間にインフレに。それでも二、三年はかかるだろう。ふうん。何故なら私たち国民が自信をもてないから。だって二十年間も給料がさがりつづけた。はい、そうですね。今の二十代はデフレしかしらないでしょう。瀧本さんは。四十五歳。バブルは十七、十八歳。ではデフレにつかってない。バブルで、あの頃世間はふわふわと。価値観の多様化とか。で、あの頃の状況がつづいたら東京湾の埋め立てができてた。

* バブル期のインフラ整備の遺産
ふうん。かんがえてみてください。東京都庁、アクアライイン、関西国際空港、四国連絡橋。はい。これらはバブルの時代につくった。あの頃のインフラ投資がなかったらすごいみじめな生活をしてた。へえ、バブル時の投資があったからここまで快適な生活ができたと。そう、あれがない状況でデフレに突入してたらとてもみじめだったでしょうね。へええ。だって四国には船でなければいけない状況だったろう。ふむ。だからインフラ投資がわるかったわけではない。土地の投機があったから。あれなしで。でも今からでも間にあう。ふん。人手不足だから。

まあお金はだすけど相当の人手不足だから。まずぜったいに労務単価があがる。でもそれだけではぜんぜん追いつかない。ふむ。ドローン、ロボットあるいは自動施工、これは建機が自動で施工する。これらをどんどん投入することにより日本が理想的な経済成長の循環にはいれる。そのチャンスではある。うん、それを阻害する要因もありますね。それをはねつけていってほしいですね。

* 阻害要因、緊縮財政、外国人労働者
で、おおきく二つある。一つ目は安倍政権の緊縮財政。これは転換するかも。六月になればわかるでしょう。ええ、それはどういうこと。骨太方針の閣議決定。へえ。そこにPB目標があればアウト。ほう。でもきえるかも。今、そのせめぎあいがつづいてる。

二つ目はインフレギャップの埋め方。はい。単純労働者がすごくたりない。それを外国人労働者でうめるとやったら駄目。それでなく生産性向上のための技術投資をがんがんやる。ええと、三橋さんがいってたコンビニの無人レジ、完全自動レジ。そう、あれはいい。籠にいれるだけでぴっと計算してくれる。へえ、籠にいれる時ですか。だが電子タグをつかのも。そっちはまだ四年ぐらいかかる。ただそっちはローソンだけでなく、ファミリマート、セブンイレブンなど大手五社が二千億枚をつかおうと。すると日本国内のすべての商品の全部に張りつけられる。そうするとたぶん単価一円をきる。ふうん。そうなるとわが国のコンビニのレジに人がいなくなる。ふむ。まあ万引対策はあるでしょうが。はい、はらうのもカード化されますね。はい。うん、プリペイドでもいい。はい。今、東京のコンビニがすごい。国籍が多様化してるから。うう、あれは外国人留学生。そんなことやらないで完全自動化でやればよい。はい。そうなら皆んな生産性があがってもうかるようになる。消費もそれつかえと。まあ三年ぐらいかかるだろうが。ふん。今の日本はわかりやすい状況。はい。

* やはりインフレになる、だからその準備を
だからインフレになるか、ならないかといわれたら。なると。ぜったいになると。はい。うん実際にサービスの品質をさげるかたちで目にみえてわかってきた。はい。これが循環してゆくかたちになると三、四年ぐらいかかるのではないか。はあ。我々は二十年、デフレだった。では金利はどうなるのですか。

* 銀行の金利はまだあがらない、投資のチャンス
それは銀行がインフレになると確信したら金利はあがる。ふうん。でないと銀行が損をする。はい。今、十年物の国債の金利はゼロ。そう。プレミアムついても0.4から0.5パーセントでしょう。だから銀行はインフレになるとはかんがえてない。へえ。日本人は 適合性期待形成をやる。はい。だから将来予測はあんまりやらない。へえ。今までこうだったから将来もそうとかんがえる。ふうん。たぶんインフレ率が一パーセントあるいは二パーセントで三年間つづく。すると金利はあがりはじめる。なるほど、三年ぐらいかかると。そう。つまり当面は銀行はインフレが確信できず金利をあげてこない。はい。今あげたら他行との競争にまける。はい。じゃあこの三年間が。はい、設備投資をやる人はラッキーです。ふうん、長期で固定金利でくんでかりる。それで人手不足をおぎなう設備投資をおこなう。

* 極度の人手不足にそなえよ
需要があるが、こっちの供給が追いつくのがたいへん。はい。非常にもうかる。金利はゼロ。で、今、人が大事。はい。人手を確保するのは今がラストチャンス。へえ。何故かというと大手は人の囲い込みをはじめてる。すると中小の人手不足はひどいものに。だから中小企業の経営者の皆さんがこの番組をみてられる。そうならどんなにたよりない人、ゆとり世代の人であっても、そだてなければいけない。これからはいないよりましという時代が。ほう。くるでしょう。若い人にとっては有利な時代。今の若い人は幸運だとおもう。はい。大事にされる。という時代がはじまってるのだけど、これは日本が世界ではじめて直面すること。人類がはじめて経験すること。デフレで少子高齢化で人手不足。というわけのわからない時代になる。でも希望がわきました。ありがとうございます。

(本文おわり)

* 感想
一、日本はバブル崩壊、ながいデフレに突入してる。デフレ下に政府は増税、公共投資削減などの愚策を実施した。生産者は低価格、高品質なモノやサービスを提供するという死に物狂いの努力をしいられた。実質賃金がさがりつづけ社会インフラがぼろぼろになり国民は総ブラック化した。ところが人口構造の少子高齢化が労働人口比率の急速な低下からきびしい人手不足の時代がはじまった。これを奇貨として技術による生産性向上をはかりデフレ脱却、理想的な経済成長の軌道にのるチャンスがおとづれている。これが三橋氏のいいたいこととおもう。

二、デフレで少子高齢化で人手不足。これは人類で日本人がはじめて経験することと三橋氏がいってる。巷間には道徳や家計で経済を論じる俗論が横行してるなか同氏のたかい見識にあらためて敬意をひょうしたい。

三、ところで三橋氏は日本のデフレを人災とよび、それは財務省だといってる。これはどうだろうか。私の率直な考えをのべさせていただく。財務省はデフレからの脱却に成功せず未知の問題にひるんでる。PB目標を棚上げするほどの大胆な政策よりむしろ従来路線に安住してる。安倍政権に盾つこうとしてるわけでない。まして外国勢力の陰謀にうごかされてるわけでもない。要は自己保身である。

自己保身の王道は自分からはうごかない。責任の目はうごく人間にきびしく、うごかない人間にやさしい。従来路線をつくってきた先輩の批判は自分の天下りをあやうくする。彼らは聡明で世間の動きをいつもみてる。自分でない誰かがうごきだしたら、また世間がかわったら。その時、従来路線の転換が自分の責任をとわないと見きわめたら、かわる。こうおもう。

(おわり)

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お金の話し、第九回、硬貨のつくりかた [バカにされないクスリ]



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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、お金を創る、三橋貴明氏に教わる 第七回、takimoto kenji、2017/05/18 )

* お金は誰がつくって流通させるか
今日はなんとお金をつくるという話しをききます。はい、大好きでしょう。この一万円札とこの硬貨。はい、この硬貨のほうが今回は大事になるが。へえ。これがどうつくられ、どう流通するのかを。はい。これを硬貨とよんでるが法律では貨幣。で、一万円札は紙幣。混乱をさけてここでは硬貨と。はい、わかりました。まず一万円札がどこが発行。ええ。日本銀行とおもう。で、日本銀行が発行してるが印刷は別に。ええ、造幣局。それは硬貨。こっちは

* 印刷された一万円札がいつお金に
独立行政法人の日本印刷局。へえ。一万円札だと印刷のコストが二十二円(厳密には22.2)。へえ。費用をはらって国立印刷局に印刷してもらう。はい。この時点では一万円札は二十二円の紙切れ。はい。日本銀行はもうかるな。はは、とはならない。まだお金ではないから。へえ。この時点では日本銀行が数字を書きこんだ小切手とおなじ。

たとえば瀧本さんが小切手帳に一万円と書きこんでびりっとやぶった。その瞬間はお金かというと。でない。そう。まだもってるだけ。ふうん。だが誰かにこれが何かの債務の引替にわたった時にお金となる。ほう。つまり小切手を振りだすという行為。はい。これがないと一万円札はただの二十二円の紙切れ。はあ。一万円札だが、日本銀行が自分の債務。自分の負債とみとめその証明書だと誰かにわたしてはじめて一万円札となる。その時に債権と債務の関係が成立するから。ふうん。そしてお金になる。なるほど。

そしてくどいほどいってきたが、債権と債務の記録。はい。日本銀行が一万円札を印刷してもらっただけではお金にならない。ふうん。大丈夫ですか、ついてこれてる。はあ、だいたい論理的にわかってきてます。瀧本さんが小切手帳に一万円とかいただけではお金にならない。それを振りだして。自分の負債、相手の債権になった時点でお金になる。

* 日銀は一万円札をどのように流通させるか
この一万円札もおなじ。日本銀行に納品された二十二円の紙切れがどのように一万円になるかというと。はい。実は銀行は日本銀行に日本銀行当座預金の口座をもってる。ものす極く通俗的な説明だが日本銀行当座預金という通帳がある。それに金額がかかれてる。はい。百億とか。はい。そこで銀行がこの資産である日本銀行当座預金を現金で引きだす。はい、それを日本銀行から。そう。まさに瀧本さんが銀行に通帳をもって現金を引きだすのとまったくおなじ。ふん。

それを銀行が日銀にたいしてやる。で、その時、日本銀行当座預金は日本銀行の債務、銀行にとっては債権。はい。その債務をあらたな債務でもって弁済した。というかたちで一万円札が銀行にゆく。ほう。瀧本さんが私に一万円の借金をもつ。そこで借用証書をかいてわたした。私は借金をかえしてといった。すると瀧本さんは小切手を発行し私にわたす。というかたちで弁済した。するとこれは負債をあらたな負債により弁済したことになる。はい。そこでも債務債権の関係はかわらない。はい。ただ小切手は流通性がたかい。借用証書よりお金にちかい。という話し。はい。それがお金として流通するという形。ところでこの日本銀行当座預金。一般の我々にはもてない。だから我々の預金口座をもつ銀行が日本銀行にいって一万円を引きおろす。すると銀行に一万円札がわたされる。これで我々は銀行をとうして一万円札を手にできる。ここで日本銀行から 銀行にわたったその時に一万円は日本銀行の負債になり銀行の債権になる。ふん。で、一万円として流通してゆく。この後に我々は一万円をおろすなり、かりるなりして市中に現金が流通してゆく。これがお金の発行。わかりましたか。はい。

これで一番わからないこと。お金を発行する。これは従来の債務をあらたな債務を発行することで弁済する。これであり、これができるということ。はい、日本銀行当座預金から日本銀行券にかわったということですね。そう。そう、日本銀行当座預金も日本銀行の債務、日本銀行券も日本銀行の負債。はい。つまりお金の種類がかわっただけ。はい、それがまあ流通してゆく。それが百兆円。そう。一万円札だけでないが。これは今までの延長線上にあるから理解は容易。はい。最初からこのシリーズをきいてる方なら。はい。ではここまでの話しは一区切り。はい。

* 硬貨というお金
これからは大変な話しに。へえ。この硬貨。これは誰が発行してるか。ええ。これは日本政府。日本銀行でない。はい、財務省。うん、具体的には造幣局。これは一体ということで日本国政府と。はい。まず政府は傘下の造幣局に五百円玉をつくれとめいじる。たしかこれは五十円くらいのコスト。へえ。金属代金、製造や管理のコストがはいる。はい。

で、五百円玉を政府がつくった。この時点ではお金でない。はい。金属板。ああ。で、政府はこれをどういうかたちで流通させるか。いやあ、ううん。まず日本銀行を経由させる。ほう。法律にかいてある、日本銀行に交付することによっておこなうとある。はい。まあなんとなくあげるという意味。へい。では実際。それは日本銀行に政府がもってる日本銀行当座預金、政府預金というが、その 残高をふやすというかたちで代金をはらう。ああ、なるほど。これを貸借対照表で説明を。ほう。そこに政府預金として二十二兆円が計上。そこにはいる。これ、純粋な資産ですね。よくわかりました。一万円札の発行と五百円玉の発行を比較しながら説明する。

一、では、日本銀行が一万円札を銀行に発行した。その貸借対照表は次のとおり。
日本銀行の貸借対照表
借方 貸方
現金一万円

銀行の貸借対照表
借方 貸方
現金一万円

これだと債権者、銀行と債務者、日本銀行がそれぞれいる。
二、政府が日本銀行に五百円玉を発行した。政府は交付前に資産として五百円玉をもってる。それを交付する。
政府の貸借対照表
借方 貸方
日本銀行当座預金五百円

日本銀行の貸借対照表
借方 貸方
硬貨五百円 日本銀行当座預金

この時点で五百円玉についてかんがえる。日本銀行は債権としてもってる。では債務としてもってるのは誰か。実はいない。お金なのに債務者がいない惟一の存在。手続的にそうなる。へえ。実はこれをシニョリッジという。これは硬貨の 額面コストと製造コストの差をいう。

* 政府がシニョリッジをかせぐ
この差額は政府の一般会計予算に組みこまれる。はい。では、シニョリッジの表をしめす。
一円玉がマイナス十三円
五円玉が一円
十円玉はマイナス三十二円
五十円玉は三十円
百円玉は二十七円
五百円玉は四百五十七円

ほう、シニョリッジをかせぐため五百札から五百円玉にしたのでは。ううん、額としてたいしたものでは。発行するお金の総計が二千億円。その製造コストなどをやすくおさえて交付。そのシニョリッジの総計は千億円くらい。それを税外収入として組みこむ。日本の予算は百兆円だから0.1パーセント。たいしたものでは。はあ、ない。

* 政府紙幣の議論、これで財源問題が解決か
では政府が一兆円玉をつくったら。どうか。えええ。おそらくコストは五百円。これはくずせない。つかえない。ふん。ところがこれを日本銀行に交付すれば。すると日本銀行は政府の日本銀行当座預金の口座にほぼ一兆円をいれる。ほう。つまりほぼ一兆円の予算が計上される。おお、それどんどんやればどうですか。昔、政府紙幣をという議論があったのをおぼえてるか。へええ。渡辺喜美さんなどが議論した。ほう。これは政府が発行できる。はい。十兆円紙幣を発行して日本銀行にもってゆく。それで予算計上。公共サービス、医療サービスをおこなう。ほう、今まさに需要不足ですね。それを政府がつくる。そうなったら

それは誰の負債でもない。国債の発行は不要ですね。そう、それができるのが政府。はあ。ところでシニョリッジの語源は中世ヨーロッパの領主。シニョールのこと。はい。昔、彼らはたとえば百円の銀をかってきてそれで千円の銀貨をつくってそれを流通させた。そんなことをどんどんしたからインフレ率がたかくなった。へえ、需要は。普通にある。で、領主がお金をつかう。それはほぼ需要となる。はい。そんなことをがんがんやる。戦争だ。たいへんだと。すると硬貨を回収してうすめて巨額の硬貨をつくる。そして支払う。そんなことをやってた。インフレ率がたかくなる。だから経済学者はシニョリッジを伝統的にきらう。はい。

* 経済学はインフレ抑制が目的、シニョリッジをきらう理由
経済学者がシニョリッジをきらうのはインフレをきらうから。もともと経済学はインフレを抑制するための学問だった。たとえば市場原理主義、自由競争、全部そう。競争を激化させ生産性をあげてとやる。財務省の均衡主義もインフレを抑制するためのもの。ふうん。もちろん、インフレの時にはそれでいいが、デフレの時にそれをやってる。これが問題。冗談でもなんでもなく今はデフレ。一兆円玉を日本銀行に交付し代金をはらってもらって税外収入を一般会計にいれたら。いい。ですね。

教育無償化やってもらって。ええ、なんの問題もない。はい。もし惟一問題があるとしたらインフレ率があがること。はい。でも今インフレにするために頑張ってるわけ。皆んなしらない。ふむ。まあ一兆円玉が大げさかも。ふうん。実際問題として日本銀行が国債を買いとる。だからさきに説明したように財政問題などない。だから長期金利がゼロパーセントになった。ふん。

* だがインフレにならないなら一兆円玉発行も問題ない
何かをやろうとするとこの予算の財源はという。ふん。財源、財源と。それ何故だと。ええ。たとえば復興増税。はい、東日本大震災のようなカタスロロフィーがあったのだから国債を発行してもなんでもいいからお金を調達してつかわなければいけなかった。だが復興増税という話しがでてきた。二〇一一年というこの時期。実は重要。ほう。二〇一〇年に決定的に問題のある閣議決定が管政権によりおこなわれた。へえ、それは。PB黒字化目標。はあ。

* 政府の手足をしばるPB目標の悪弊
プライマリバランスを二〇二〇年までにというものですか。そう。ちなみにPBとは基礎的財政収支、国債関係費をのぞいた歳入と歳出を一致させなさいということ。ふうむ。これの何が問題かというと。はい。これを一致させなさいというと東日本大震災で歳出がふえる。するとその分の歳入をどこかからとらないと。でなければ増税となる。だから復興増税。はい。なるほど。その傾向がいまだにつづく。はあ。今、岩手県の北上山地に国際リニアコライダーという直線粒子加速器をつくろうとしてる。ほう。計画。まだきまったわけでない。あれはたしか四千億円を日本が負担する。これは各国も負担しますか。そう。この経済的効果は最低でも四兆円。へえ。これだけGDPがふえる。ところが日本が四千億円拠出。この財源はどこから。増税しなくてはいけない。はい。最近のこと、自民党の政治家たちがPB目標をやめようと。そう、あたりまえの話し。国債を発行しても二十兆円玉を発行しても。と意気ごんでも。はい、できない。だから復興増税のような増税と。この計画も予算がネック。きまってない。この状況をどうおもうか。ううん。

まず誰がみててもおかしいこと。まず金よりも大事なものがある。まず復興があるというのにPBに引っぱられるのか。あと一つ。PBなど気にする必要があるか。今はデフレ。この二点からやっと自民党の人たちがうごきだした。ただしい知識をえて、ただしい政策を提言してゆこうと。そういう話し。ほう。でもたぶんさっきからここではなしてること。政治家の誰もしらない。

* 政府がどこまでお金を発行できるか、政治家の無知
でも、渡辺喜美さんがいった。へっ。その時嘲笑されてた。ほう。そもそも千億円の紙幣発行してかえさないなんてと。はい。そもそも借金をかえしちゃいけない。資本主義国では。ううん、借金はふえつづけるものですか。そう、経済成長してるから。はい。もちろん、こんな前提すらしらない。はい。実際、渡辺喜美さんがいくらの紙幣を発行するといったのかはしらないがたとえば百兆円の政府紙幣つくって。これ一枚です。はい。それを日本銀行に持ちこみ百兆円の政府預金にして政府がつかってもインフレにならなければ誰の借金にもならないから。へい、なんでそんな声が有力者からでないのですか。うん、それはお金発行の中身とかをしらないから。はい。自分の感覚でいう。皆んな現金紙幣の感覚でいう。だから銀行預金は銀行が貸しだした瞬間にうまれる。その話しはすでにした。だから通帳にその数字がかかれた瞬間にうまれる。

はい、現金を実際に貸しだすのでは。ない。そうだったら現金というモノがあるからわかりやすいが。はあ。では、それは結局、預金でもどってくるから預金と。ああ、その考えはそれは中世英国の銀行のはじまりの考え。へえ。要はあの頃は金。はい。金貨を銀行にあずけた。ゴールドスミスという巨大な金庫をもってる人のところに。へえ。皆んなあずけた。はい。あずかった証拠に預金証を発行した。はい、いつのまにかそれが流通するようになった。その時ゴールドスミスがかんがえた。うちがあつかってる金貨。これをずっと自分のところにもってる必要があるのかと。へえ。では貸しだす。ということで銀行がはじまった。ほう。その時の考え。はい。でも現実の世界では紙切れがなくても記載があればお金をかしたとされる。はい。これはお金は債権と債務の記録。だから記載が証明されればお金になる。ふうん、債務債権の記録なのに債務の記録ないのはおかしい。ううん、そういわれるとそう。でも実際につかえるわけ。これは特例。はい。例外。はあ。これまでお金の話しをしてきたから、この硬貨の話しもわかったとおもう。はい。そうでなければ何がなんだかわからないだろう。というわけでこの硬貨の話しは時間をおいてはなした。はい。

つまり政府が百兆円の予算をくみたかったら政府は百兆円玉をつくって日本銀行に交付する。すると税金をとらなくてもいい。ただし大事な点。へえ。政府が百兆円の予算。それはつかうため。するとそれはかならず需要となる。はい、つまり百兆円で高等教育を無償化して、教育産業を盛りあげたり。はい、技術開発をやって介護事業、医療事業、あとは公共事業、防衛をふやす。あの、介護に従事する人たちの給与をあげたりしたら、よろこばれますよね。そう、でもそれは全部需要になる。はい。その需要にたいしてちゃんと供給がおいつくのか。はい。できなかったらインフレになる。はい。でも保育園の先生の給与をあげる。介護の方の給与をあげる。国民の誰も反対しない。ううん。

どうでしょか。当然、財源はという話しになる。ふむ、だからその硬貨で。それはラジカル。そんな手段にたよらなくても。ふうん。国債を発行する。そっちのほうが健全。なるほど。健全なんだが政府はここまでできる。そういうことをしっていただきたい。そうおもってはなした。ほう、それはもう 伝家の宝刀というものですか。いや、現実にシニョリッジは政府もえてる。実際に千億円くらい。そんなことをしったうえでもつとも穏当な策をかんがえるべき。はい。今は国債発行と日本銀行の国債買取。これが。いい。はい。

* 今の政府予算を倍にしてもよい
それで予算を倍にしてもいい。それで保育とか介護とかにつかって、日本中のインフラを整備する。これでいい。耐震化、防災、減災、防衛を強化して防衛予算を十兆円。それでインフレにならなかったらなんの問題もない。だから最後のボトルネックになるのがインフレ率。ふうん。取りあえず今は日本はデフレ。ありがとうございました。次回にインフレについてやります。

(本文おわり)

* 感想
一、一万円札は日本銀行が発行する。銀行が日本銀行にもつ当座預金は日本銀行の負債である。その弁済をもとめる銀行に一万円札で弁済するというかたちで発行される。

五百円硬貨は政府が発行するが日本銀行に交付するかたちで発行する。その時、政府が日本銀行にもつ当座預金が増額される。その際、製造、管理コストをのぞいた差額約四百五十円が税外収入として政府にはいる。日本銀行が発行する一万円札には債務者と債権者がいるが五百円硬貨には債権者はいるが債務者はいない。これは中世ヨーロッパの領主が銀貨を発行して額面額からコストを差しひいた額を収入とした歴史的事情に由来する。

現在の政府も必要があれば、またインフレにならないのであれば中世の領主のように硬貨ないし紙幣を発行して収入とすることができるが、その可能性について一顧だにされないのは残念である。これが三橋氏のいいたいこととおもう。

二、三橋氏は日本がデフレにあるにもかかわらず硬貨や紙幣を発行して国家収入とすることは勿論、それよりはるかに穏当な国債発行についても政治家が消極的であることに憤懣やるかたないようだ。このシリーズの説明からその気持はいたいほどわかる。その理由をお金への誤解や経済学の誤りとしていることに私は率直にいうが、どうも真相からはずれてるとおもう。

政治家は国民の目をおそれPBの閣議決定を無視できない。節約にしがみつく国民の不安を説得できない。失点を鵜の目鷹の目でさがしてる他の政治家やマスコミをおそれる。これら自己保身からのこととおもう。

(おわり)

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お金の話し、第八回、失業率、戦争、基軸通貨 [バカにされないクスリ]


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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、失業率と戦争、基軸通貨、三橋貴明氏に教わる、第六回、takimoto kenji、2017/05/07 に公開)
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* 世界大恐慌、デフレの話し
ここにかいてある失業率、政争、基軸通貨について説明を。これはデフレーション、世界大恐慌。一九二九年おきた。デフレとは需要不足。ふん。で、需要とは民間の消費、投資、これにくわえて政府の消費、投資。政府も最近はけっこうおおきい。はい。この需要不足が解消しないかぎり失業率はあがらざるをえない。ふむ。かんたんにいうと仕事がない。ふむ。一九二九年、米国ニューヨークウォール街で株式大暴落。その後にフーバー政権がレッセ・フェールという何もしなくても。政府は政策とか。デフレ対策とか。何もしなくていい。と、やったら米の失業率がどんどんあがってゆき一九三四年には二十五パーセントまでいった。ふうん、

* 悲惨な都市部の失業者
失業率が。はい。これは全体の話しで、都市部は五十パーセントちかくに。へえ。これはすでにはなしたことにもかかわるが、人間は所得をかせがないとモノやサービスがえられない。飢え死にする。ふうん。実際に当時の都市部ではご飯がたべられる所得がない。ふいに道端で気をうしなう。パタッと人が。へえ、米国で。そう、皮肉な話しだが。はい。デフレの残酷なところ。農産物がないわけでない。ふうん。地方にゆけばあまってる。大量に積みあげられたもの。これをブルドーザーでうめる。へえ。価格の暴落をおそれた。ふうん。 仕事がない。所得がない。だから飢える。と、こうなる。なるほど。インフレでの飢えかたは、かえるもの、食糧がない。だがデフレは所得がないからかえない。ふむ、一九二九年の大恐慌の後はデフレで。そう、とてつもないデフレ。米のGDPは五年間でほとんど半分に。ええ。日本でいうと二百五十兆円に。はい。ちなみにそんなことがもうおきないとおもってるかも。ギリシャ。

* ギリシャの恐慌、日本のデフレ
二〇〇八年にデフレ化しGDPはおよそ三割減。ほう、ええと八年で。そう、それがデフレのおそろしいところ。はあ、でも日本のデフレはながびいてるとの問題があるが、ゆるやか。本当にゆるやか。それは社会保障のおかげと。へえ。医療費や介護費の拡大で消費を下支えした。へえ。これは私の推論。さて、だからデフレはこわい。なるほど。で、デフレとは需要不足。だから需要をふやすために何をするのが一番か。それは政府がお金をつかうこと。ふん。でも政府がお金をつかうのに理由がいる。はい。

* お金をつかう政府に正当な理由が
たとえば内閣官房の藤井聡氏がいう国土強靱化。これは日本を強靱にして防災や耐震化、減災をやってゆく。これはいい需要。はい。それで国民の安全をまもるから。はい。だから公共インフラの整備、強化をやってゆこう。でもなかなかすすまない。ほう。まあ今にはじまった話しではないが。へえ。実は、恐慌時の米政府もなかなか乗りださなかった。で、乗りだしても、すぐやめるパターン。へえっ、それは国民が反対するからですか。うん、経済学自体も財政均衡を教義にして。はい。借金をふやすなと。そう、予算制約説というおかしな考えで。この前提を政府に持ちこんだ。ふうん。この話しはすでにした。はい。

* すぐ財政均衡政策にもどる、デフレの問題
で、フーバー政権時に超デフレ。はい。その後をついだルーズベルトがかの有名なニュー・ディール政策を。はあ。政府がお金をだして国民をすくうと。はじめたが一九三六年に二期目に。はい。すると財政均衡にもどった。へえ。すると、またデフレにおちいった。へえ。何故そうなるかと。はい。経済学自体が財政均衡主義である。また国民も自分が節約ばかりやってる。ふううん。するとそれがただしいと認識してしまう。へええ、家計と政府はちがうのに。はい。政府も節約しないと、財政拡大すると何やってると攻撃する。ふうん。日本もおなじ典型。ふむ。で、なかなか財政拡大ができない。はあ。

デフレの最大の問題は日本もまたルーズベルトの米国も充分な財政拡大ができないこと。その結果、失業率がさがらない。ふうん、だから国民の不満がたかまる。そう、たかまる。でも国民は節約をやってる。ううん、つかわせれば我々が楽になるのに。はい。日本も昔の米も問題はおなじ。はい。ところが世界には政府が容赦なくお金をつかわざるをえないイベントがある。はあ。

* 戦争で完全雇用をえた米
戦争。ああ。なるほど、戦争。はい。そういうわけで米国がデフレから脱却したのは一九四一年の日米開戦以降。へえ。国内の生産設備すべてがフル稼動。失業者がいなくなった。失業率はピーク時に二十五パーセントあったものが戦争がおわった時、日本がまけた時に、なんと二パーセントをきった。ふむ、戦争でモノをつくる。そう兵士の需要もあったが、それ以上に兵器生産が。当時のクライスラー、GMがたしか戦闘機あるいは爆撃機を。ふうん、それがつくれるインフラがあったのか。あまってた。デフレはそういうもの。つくれたがかってくれるお客がいなかった。そのお客が戦争。

では、ルーズベルトは戦争をさせたかった。ううん、それはわからない。でも米は日本との戦争によって完全雇用をえた。これは事実。なるほど、どうおもったかは、ともかく。そう。事実上。で、それまでの基軸通貨だったポンドが米ドルに。そう、なった。でも厳密には第一次大戦から切りかえがはじまってた。

* 基軸通貨がドルに
あ、そうですか。そう、で、今は米ドルが基軸通貨。はい。そうなる条件は二つある。はい。一つは米国債、外貨準備をこれで運用すること。へえ。日本もそう。はい。相当部分が。はい。で、この外貨準備のこと。経常黒字になって為替介入で外貨準備が手にはいった。この時、それをなんで運用するか。

* 基軸通貨になる条件
はい。勘違いする人がいう。何故、米国債でと。へえ。で、預金にしろと。米国の銀行に。はい。はあ、銀行預金はそんなに安全では。はい、また米にあずけても米もこまる。はい。しかもペイオフがある。はい。ええと。十万ドル。千万円くらい。これしかかえってこない。だから外貨準備は米国債で。はい、ぜつたい。これは米の銀行よりはるかに安全。はい。これなかなかわってもらえない。これ日本国債についてもおなじ。ふむ。要は外貨準備の運用先であること。これがその条件の一つ。で、次は。

はい、原油、資源がかえること。ほう、それはドルで決済ができること。そう、だから米はいいです。そうですね。中東から石油をかうときドルを発行すれば、それですむ。ということでドルはこの二つの条件をみたしてる。はい。だから時々、へんな動きがでる。ほう。米ドル以外で決済しようと。これが浮上すると攻撃されたりも。へええ、何かの陰謀論も。はい。仏とイラクがユーロで石油を決済しようとした。とたんに攻撃されたと。へえ。それは陰謀論かも。わからない。でも戦略としてはただしい。へい。ぜったいにゆるさない。ほう、最高にいいポジションですね。そう、しかも米は貿易赤字国。だからその対外純負債がどんどんたまってゆく。それ反対側からみたら対外純資産となる。ドル建てです。たとえば中国が米国債をうろうと。米に金かえせという。するとFRB、米国連邦準備制度理事会がはい承知とドルを発行してうる。それだけでいい。

* 基軸通貨国、米のうまみ、日本が基軸国になる可能性は
だからかえすあても、かえす必要もないものを発行しつづけてる。かえすあてない。かえす気もない。またその必要もない。ふううん、なるほど、日本円とか他の国の通貨が基軸通貨になる可能性はあるんですか。

はい、もし条件がととのえば。資源。特に原油。今、それは米ドルで。だが原油、液化天然ガスの価格が暴落したら。そう、で、何故日本は原油を。発電のため。ふうん。発電のためにわが国はドルがいる。その発電が核融合技術の開発で事実上エネルギーフリーになったら。へええ。なら、ドルをもつ必要がない。ただしもう一つの問題が。

* 原油の暴落と日本国債での運用
円をサウジなりイランにわたして、その円で日本からかうものがないと駄目。はい。ふむ。それは製品。それに日本国債。これで運用するとかせげると。へえ。この二つの条件がうまれたら円にも可能性がある。はい。もちろん、米との関係は別に調整しておく必要が。なるほど。ということもあり今の日本の国債の価値は非常にたかい。だから日本国債の金利はひくい。ただ、あたりまえだがデフレから脱却してインフレになると、これはあがってゆく。はい。すると価値がたしょうさがるだろう。ほう。そのあたりの兼ね合いできまる。現状は原油がドルでかえてる以上基軸はドル。

* 三橋氏が言論活動にはいったきっかけ、つづけてる動機
わかりました。で、最後に三橋さんが言論活動にはいったきっかけ。それとつづけてる動機を。今で何年ですか。十年、ながくなりましたね。で、つづけられてる理由を説明してください。はい。まず、二〇〇六年から二〇〇七年頃、やたら韓国経済がもてはやされた。はい。で、経常収支とか中身をしらべてみると、これはまずい。通貨危機になるなと。はい。「本当はやばい韓国経済、せまりくる第二次通貨危機」という本を。

* データにもとづかない言論活動に危機感
なるほど、出版。はい。すると二〇〇八年に本当に通貨危機に。はあ。まあ 誰がみてもわかる話しでしたが。ほう。そこでわかったこと。皆んなが経済とか国際状勢だとかに、あまりにもデータをつかわない。イメージとか印象だとかでかたる。今もそうだが。なるほど。ふうん。たとえば日本は輸出依存国だと。ほう。だがGDPと輸出をくらべると日本は十四とか十五パーセント。へえ。そう、三橋さんにきいてはじめてわかりました。だって小学校、中学校の本に。日本は輸出大国とかいてある。

ふん、輸出立国だとかね。別に輸出大国も輸出立国も否定しない。だがそういうことをいう時に、数字がなければ。日本は米、ブラジルにつづいてひくい。中国の半分くらい。独、韓国の三分の一。これらは数字をみないと。実態がわからない。だがそれがなくイメージだけで報道されてる。それで数字をつかった言論活動をはじめた。するとうけた。ふうん、十年間も。でもうけたが大変だったのでは。

* 批判の嵐だったが、わかったこと、今、日本にチャンス
そう、攻撃もさんざん。ひどい目にも。へえ。ただひどい目にもあったが、一ついえること。日本は今せっこうのチャンス。だって少子高齢化により人手不足。かつわが国はその人手不足をドローンとかAIとかパワードスーツとか自動走行、自動施工とかの技術でうめて生産性向上につなげる基盤が。はあ、ある。そう。これは発展途上国では無理。なるほど。

* 人手不足を生産性向上で克服、ゆたかになれる
日本ならできるだろう。で、第四次産業革命は独の工場ではじまった。ふむ。だが独は移民をがんがんいれた。人手不足でない。だけと日本にはいない。だから日本は第四次とか第五次産業革命を牽引できるとおもってる。実際牽引してる。ふうん。各地の人手不足をうめる技術は世界最先端。あたりまえ。人手不足なのは日本だけ。はい。そういうわけで人手不足を生産性向上、技術でうめて。皆んながゆたかになるチャンス。へえ。

それが目の前にある。なるほど。だがそれをつぶそうとする勢力が山ほどいる。だから腹がたつ。だからちゃんと真面目に言論活動に取りくむ。なるほど。一言でいうともったいない。はあ、つぶす勢力があるんですか。ううん、これはわざとつぶそうとする。そうでは。だが個別の利益が。へえ。


* この動きをつぶそうとする勢力がいる
生産性向上とかいっても投資やりたくない。技術投資といってもリスクが。ふうん、あるからと。そう、だからやすい賃金の外国人労働者をいれて。人手不足をうめれば。はい。いいと。そう、そしたら日本人全体の賃金もさがる。だから私がもうかる。ふん。この私のなかには、日本人経営者、投資家、外国人もいる。はい。グローバル投資家からみたら日本人がゆたかになることはむしろ、ノーサンキュー。ふん。だってそんなこといったら賃金あがって自分の配当金がへる。このぶつかりあいがある。はい、その構造が先生にみえてるから。ううん、みえませんか。いやあ、そう、おぼろげながら。そう。

* グローバリズムが国家の利益をそこなう
国家全体の利益と個別の投資家とか企業の利益はぶつかりあう。ふむ。まさにぶつかりあってる。だって何故日本の企業が中国にうつるのか。いやあ。米の企業がメキシコに工場をうつすのか。日本や米の雇用がうしなわれる。でもそっち のほうが利益がでる。利益がふえたら私の株主としての配当がふえる。ぜったい企業は自社株をかうから株価があがる。ふん、私がもうかる。日本国民や 米国国民の雇用はしらない。かんたんにいえばそう。ふうむ。その対立がみえてる。一言でいえばグローバリズム。はい。で、グローバリズムは今は英、米ではいきすぎてると是正に。

ところが日本は一周おくれで今、全力でグローバリズムを。はい、おいかけてる。そう、だからもったいないと。そんなにグローバル化してない日本に。ふん、だからかんたん。そう、しかも必要な技術的基盤もある。第四次、第五次の産業革命のための。でも一般の人はまだグローバルのほうにむいてる。そう。で、もうひとつは経済成長否定論。ほう。

* 経済成長否定論が立ちはだかる
東大の人がいってますね。そう、この考えの人が未来に投資するか。はあ、ない。投資しないから経済成長しないだけのこと。悪循環。これも抵抗勢力。なるほど。だか経済成長できると、いろんな議論を。だが、いろんなところが否定した。まず人口、若者の草食化。基本的に全部嘘。たんにデフレで投資がふえてないだけ。はい。そして皆さん是非理解してほしいとお願い。わかりました。要はやる気をだせ。アニマルスピリットです。ありがとうございました。

(本文おわり)

* 感想
一、米の大恐慌をルーズベルト大統領がニューディール政策で緩和した。だが二期にはいった彼は積極的財政から財政均衡にてんじた。これからまたデフレにもどった。ところが日米開戦。米の生産能力を総動員。これで二十五パーセントにもなった失業率を二パーセントにし完全雇用を実現した。専門家、国民の反対にあい財政出動の継続ができなかった米政府が外的要因でデフレを克服した。デフレの日本が専門家、国民の反対もありいまだに抜けだせない。この事情は当時の米とまったくおなじ。ところが戦争でなく少子高齢化という人口構造の変化によりきびしい人手不足がはじまってる。デフレ脱却のチャンスがおとづれたのである。これを日本人は勇気をもってつかみとるべきである。これが三橋氏のいいたいこととおもう。

二、三橋氏は巷間に横行するさまざまな俗論とたたかってきたといった。私はそれらは学問的な主張というより未知の世界に踏みだすおそれや従来の主張を擁護する動機にもとづくものとおもってる。それに果敢にいどみ誤りを指摘した三橋氏におおくの反発がでたのは想像にかたくない。まことにご苦労さまといいたい。

(おわり)

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お金の話し、第七回、少子化のチャンス [バカにされないクスリ]



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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、少子化がもたらすチャンス、三橋貴明氏に教わる 第五回、takimoto kenji、2017/04/26 に公開)

* 総人口と生産年齢人口
経営者の観点から日本の人口減に危機感が。はい。だが先生は逆の見方をしてる。そう。では説明を。二種類の人口を。ほう。総人口と生産年齢人口。ああ。たぶん人口がへって経済成長しないという人、それは消費という需要がへるから経済成長がと。はい。じゃあ日本の消費を。へえ。実はふえてる。そのグラフをしめす。ええ。ふえてます、何故か。消費の二種類を。はあ。

* 民間消費と政府消費の支出
民間最終消費支出、これは個人消費。これと政府最終消費支出。はあ、これは政府が消費した。否、我々が医療サービスを消費。介護サービスを消費。ほっ、保険料。否。反対、 我々が医療サービスをうけた。介護サービスをうけた。あるいは警察、消防のサービスをうけた。あるいは防衛など公共サービスをうけてる。これは政府が支払ってる。これのこと。なるほど、でも警察のサービスをうけてない。駐車違反をやって警察のやっかいには。否、もし警察サービスがなければボディガードをやとわなければ。治安が維持できない。これは警察というサービスを享受してること。この経費をを政府がかわりにはらってる。こういう支出。なるほど。

実はこのデフレ下でこの二つをあわせると消費はふえてる。へええ。一九九四年に三百五十兆円だった。はい。これが現在は三百九十兆円越え。二つで。そう。じゃあ民間はのびてないが政府最終消費支出がふえてるのか。そう、一九九七年の橋本政権の消費税以来、民間は横ばいの二百九十兆円。へえ。ところが政府はのびてる。何故か、これ高齢化による。ああ、介護医療。そう、そのとおり。というわけで。

* 人口減、消費ふえず、経済成長せずは間違い
人口がへってるから、消費がふえないから、経済成長してない。これは事実でない。なるほど、つまり総人口がふえてないのに消費はふえてる。そう、それは人口構造のおかげ。で、次の間違い。はい。

* 人口がへってる国も経済成長、日本はしてないのに
人口がへってる、ではどれくらい、率をいわない。それは。0.2パーセントくらい。ほう。二十万人くらい。はい。で、本気で人口がへってる国が。ある。そう、ジョウージア。それは。昔のグルジア。へえ。中央アジア。へえ、それは。人口減が毎年1.3パーセント。ええ。ラトビア。たしか1.1パーセント。ほう、でももともと人口はおおくない。そう、それでへってる。実は日本よりハイペースでへってる国は。どれくらい。世界で十八カ国。そんなに。そう。で。そのなかで経済成長してないのはわが国だけ。ええ、GDPが。そう、経済成長してる。はああ。だから人口と経済成長は関係ない。

* デフレだから経済成長しない
でも。そう、ジョウジア、ラトビアとくらべて日本が成熟してるからという人が。私も。では成熟とは。それは電化製品、自動車が。だったらキリシャとドイツは。ギリシャはドイツとくらべればはるかに成長してない。ドイツは成熟、なのにちゃんと成長。ううん。 ギリシャは二〇〇八年まで成長してた。それ以降、むしろマイナスに。へえ。たいするドイツは成長。なるほど。日本も経済成長してない。ギリシャも。何故。それはデフレだから。なるほど。

デフレの国は物価がさがる。するとそれ以上に所得が。ああ、給料がへる。そう。所得の合計がGDP。なのでデフレの国が経済成長できるはずが。ない。日本は成長してない。それは人口減、消費減、ちがう。ふえてる。なるほど。では成熟してるから。無関係。それはデフレだから。ああ。ちなみに。GDPでいうと日本で激減したのは投資。橋本政権で年間百四十兆円。これが百兆円きった。マイナス四十兆円。GDPでいうと八パーセント。ふうん。では何故投資しない。それは。デフレだから。ふううん。全部デフレ。はあ。

* 高齢化が消費をよんだ
さっき消費をふやしてるといったが、これ、年齢階層別人口。この年齢構造。ふうん。六十五歳以上が急速にふえてる。なるほど、つまり高齢化。そう、高齢化すると日本のような先進国では社会保障、という消費がふえる。医療とか介護。ふん。だから少子高齢化の日本で高齢化が消費を下支えした。よかった。そう、これがなかったら大変なことに。なるほど。政府の借金がふえたと。だがGDPが維持された。なければもっと。さがってた。で、結論、総人口の減を問題視する人はへんだ。ふうん。そもそも0.2パーセント程度。全体でみればそうかも。だが医療、介護がふえて、ほかが落ちこんでる。消費のことか。それは落ちこんではいない。維持されてる。

* 人口減は軽微、影響も
だいたい規模が三百兆円とか三百五十兆円。0.2パーセント落ちこんでもほとんど影響が。でない。だいたいだが0.2へった。では消費を100.2パーセントとふやしたら。ふむ、影響ない。ただ我々の時代にあった代々木ゼミナールが。うん、なくなるだろうが、それは少子化の問題。それも問題でしょう。ただねこの少子化は我々にチャンスをあたえる。はあ、ではそこを。

* 少子化は我々にチャンスを
理解しない人がおおいが経済成長とはGDPの成長。GDPは生産の合計であり需要の合計であり所得の合計。はい。かってわが国はものすごい高度成長をした。何故できたか。へえ、戦後団塊の世代が旺盛に消費を。それはむしろバブルの時代。あっそうか。たぶん輸出。はい。六十年代に人口がふえたとか。はい。実はあんまり関係はない。へえ。実はこれ。高度成長期の成長率・生産年齢人口の増加率の表をみればこれだけで説明ができる。

* 高度成長の秘密、生産性の向上
ここで生産年齢とは十五歳から六十四歳まで。これらはふえてるが、それほどふえてない。ところが経済成長率は物価変動をのぞいた実質で十パーセントちかかった。ふむ。何故人口は1.7パーセントなのに成長が十パーセントちかくがつづいたのか。ふうん。わかるでしょう。へえ。生産者一人あたりの生産量がふえていったから。ううん。ほかに説明のしようがない。なるほど。ではこのことは。生産性の向上。というと。つまり一人あたりのモノやサービスの生産量がふえた。なるほど、でもそんな時は消費する人もたくさんいて。否、それは。むしろ生産性が向上して、生産量がふえて生産者の所得が増加したということ。

ふむ。国民がゆたかになった。だから国民は猛烈に消費をふやした。何故か。ゆたかだから。インフレギャップとデフレギャップの表をみて説明。そこに名目GDP(支出面)の内訳がある。それは、民間最終消費支出、政府最終消費支出、民間住宅、民間企業設備、公的固定資本形成、純輸出からなる。

* インフレギャップをうめる努力がつづいた
説明をつづける。猛烈な 消費拡大が住宅にも。ということでインフレギャップが。これがつづいた。そこで生産性向上でこのギャツプをうめる。だが国民がゆたかになったから消費や投資を猛烈にふやす。またインフレギャップが。それを生産性向上で。だがゆたかになった国民は猛烈に消費、投資。またインフレギャップと。なるほど、この繰りかえし。そうこうして世界第二の経済大国となった。だから、デフレギャップのあるギリシャ、今の日本が経済成長ができるわけない。

* 少子化の本当の理由
するとその時、消費したものとか車はやすくなって。車はやすくなってない。家電はやすく。ふん、で、そこから。結局、ほしいものがなくなったという人が。それは私のような高齢の年代の人だけ。はい。今の若者をみなさい。ふうん。東大をでて大手町の保険会社に。手取りが十七万円。ほう。これはましなほうでしょう。派遣、非正規なら二十万円もらえればいいほう。へえ。それでいいのか。もし二倍にしたら。車ブームになる。ふむ。要するに日本の実質賃金がさがってる。これを無視して自分たちはたりてるという。ああ。だからそれを若者にいってみろと。ほう。それをまたマスコミが若者の車離れとか、住宅もかえない。ふうん。派遣、非正規はローンをくめない。そう。給料ひくかったら結婚も。そう、できない。少子化です。

これも所得の問題。結婚したカップルでは子どもがふえてる。ええ。でも結婚はへってる。婚姻率が劇的にへってる。何故かしらべたら経済的理由が八割。なるほど。この問題を解消して成長につなげる鍵となってる。ええ、パラドックス。今の少子化が鍵となりそれを解消し成長をもたらす。へえ、そのメカニズムを。簡単、デフレにより少子化、その少子化がデフレを解消する。ふうん、それで。。

* 人手不足は生産年齢人口の減に
経済成長は生産性向上。これでしかおきない。で生産性向上は。人手不足の時しかおきない。はあ。これが日本の総人口と生産年齢人口比率の表をみて。はい。バブル期は七割。まさに団塊の世代が四十代の時だった。なるほど。その後に総人口、二〇一〇年で頭をうって減少。だがすこしづつ。はい。ところが生産年齢人口比率はもっとさがる。ふうん。少子高齢化だから。ふん。ものすごい勢いで人手不足がすすんでる。あたりまえでしょう。へい。 団塊の世代という人口の瘤がまさに退場していってる。ふむ。その分をうめる若者がいない。ああ。だから日本はぜったいに人手不足になる。そうなると。コンビニでは外国人。そう。また人手不足だから介護の世界、外国からよぼうと。もう、きまりましたね。すでにいったことだが、資本主義は人をふやして成長するとの発想はない。ほう。

* 人手不足は資本と技術で克服
資本と技術。うむ。コンビニだったらもっとはやく無人化を。レジで完全自動化を。はい。完全自動化レジとは籠のなかに商品を、それをレジの前におく。するとピッと商品にはってる電子タグを読みとる。これで清算が完了。ふうん。だからレジに人がいらない。はあ。実はもう実験がはじまってる。へえ。大阪の守口市でロウソンとパナソニックが協力。へえ。おにぎりと雑誌をのぞいて完成と。ふむ。

* レジ完全自動化の実験も
おにぎりと雑誌も最終的には。RFIDで 電子タグを読みとる。はじまってる。ふうん、すると外国人はいらない。あれは留学生。そこにちょっとしたトリック。へえ。留学生なら何時間かはたらける。それが事実上の抜け道と。ほう。さらにもう一つ、定員割れ大学。留学生を歓迎。はあ。定員割れがつづく。ならつぶせばいい。ううん。だからコンビニはこんな装置を導入しなければ。

やっとはじまった。ちなみに世界最先端。ふうん。日本の技術は世界最先端だから当然。うむ。ぜったいそうなる。へえ。この世界の若年失業率の表をみて。はい、ええ、スペインは。五十パーセント、国がほろびます。日本は主要国で最低の5.3パーセント。直近では4.1パーセント。ああ、日本の若者は幸せ。そう人手不足、ひく手あまた。

大学の就職率は百パーセントに。ふむ。これは二十年つづく。少子化の解消にはそれくらいかかる。でも経済界からは外国人をと。うん、それは資本主義でない。反資本主義。資本主義だったら今いる人間で。資本と技術を投入して生産性向上を。ふむ。コンビニしかり。ドローンで測量。あるいは三次元データを建機に投入し自動施工を。土木現場で人がいらなくなる。それで今いる従業員の所得がふえる。

* あかるい将来がみえるとデフレ脱却
ふむ。その所得は0.2パーセントでない。一パーセント、二パーセント、三パーセントと。ううむ。そのふえた分をちゃんと消費してもらうと。なるほど、給料がふえないと将来の見通しがもてない。そう、安定的にふえないと。一時金、ボーナスではだめ。私たちの親は昭和二十年代前半生まれ。昭和四十年代に二十歳台、そんな時に貯蓄しようと。そんな発想は。なかった。そう。インフレもあった。どんどんあがって。そう将来あがると確信、それは今までがあがってたから。うん、あかるい将来とは所得があがってゆくとの確信。それはこれまでふえてきたから。

人間はそう、特に日本人はそうおもう。今までこうだったから将来もそうだと判断する。然り、今までの日本人はデフレだから、将来も所得がへる。だから貯蓄にはしる。なるほど。そう、だから二、三年ちゃんと所得がふえてゆかねば。これは一時金ではだめ、基本給が。ふうん、みんな金をつかいはじめるでしょう。へえ。ふやすには。外国人をいれることでない。生産性向上と給料の上昇。ふむ。この状況になるのには人手不足が。ところが世界で日本だけが人手不足に。

* ぜったい人手不足になる理由
へええ、何故。少子高齢化だから。日本だけが少子高齢化。はあ、逆説的な意味が。うん。すでに技術的な話しをした。あれは日本だけがすすむ話し。へえ。他の国でAI土木現場とかドローンをすすめると技術的失業が。日本はでない。ふうむ。将来なら日本でもその可能性は。ううん。どう、少子高齢化がわるいことですか。ううん、いいこと、でもわるいことも。

* 経済にはあがりさがり、でも安定化装置が
私はいいことと。人手不足をもたらしてくれた。なるほど。若者の賃金があがらざるをえない。人手不足だから。ふううん。そうなると少子化も解消するとおもう。ふむ、そう。たぶん社会にはいろいろな安定化装置が。デフレ、給料減、で、結婚できない。少子化。すると人手不足にならざるをえない。今度は給料上昇に。経済にあがりさがり。それはみとめる。だが私がいいたいのは、少子高齢化とか人口減とか。ちゃんと理解してほしい。

* 資本主義で経営者の真価を
ふうむ。どうせ日本のマスコミは人口減、日本衰退。以上でしょう。うん。経営者はちゃんと理解してほしい。これからは超人手不足にくるしむ。それをどう解決するのか。外国人をふす。じゃない。人手不足は資本と技術による生産性向上により解決を。すると少子化も解消する。そんな道もある。ありがとうございました。

(本文おわり)

* 感想
一、巷間にいわれる日本の問題はすべて間違い。デフレが元凶である。人口減から経済成長せず。世界にはその反対の例がある。人口減から消費減。医療、介護サービスの消費はふえ全体でもふえてる。経済成長しないのはデフレだから。物価、給料がさがり所得がへった。だからGDPがふえない。ところが生産年齢人口比率が急速に減少してる。今後は人手不足になる。技術により生産性向上をはかりデフレ脱却をする。日本にチャンスがおとづれた。これが三橋氏がいいたいこととおもう。

二、今回の内容がこのシリーズの白眉とおもう。巷間の俗論を明快にはいしデフレが元凶と指摘してる。さらに日本の高度成長を例にとり技術による生産性向上を主張しデフレ脱却の道をあきらかにした。

三、巷間の人口問題を世界各国の例をあげ明快に否定した。若者の車離れ、結婚の減少、成熟化、経済成長否定論をデフレが要因とその誤りを指摘した。

(おわり)

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お金の話し、第六回、AIとBI [バカにされないクスリ]


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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、AIとBI、労働と資本、三橋貴明氏に教わる 第四回)、takimoto kenji、2017/04/17 に公開)

* まずスーパーコンピュータがもたらすもの
最近、AIとかBIとかシンギュラリティとかいいます。今回はその説明を。はい、では。シンギュラリティとは日本語で技術的特異点。米国の未来学者なのでしょ、シンセサイザーを発明したり。レイモンド・カーツワイル(Raymond Kurzweil)いう人がいいだした。あの、話しがかわる。ムーアの法則をしってるか。はあ、名前くらい。これはたしかインテルのムーア。半導体の集積度とかコンピュータの速度が一年半で倍増。指数関数的に急上昇、ふうん。これだけ急上昇。はい。AIの、これはAGI、汎用人工知能(artificial general intelligence)。こういうのが発達しコンピュータの速度があがってゆくと二〇四五年までに人類の人口、 六十億の知能をすべてあつめてもこの一台のAGIにかなわない。その時期がシンギュラリティという。ふうん。これはある意味で必然。スーパーコンピュータだいたい十京、浮動小数点計算を一秒間にできる。京は兆の四桁上の数字単位。

* 人類の知能を凌駕するAI、シンギュラリティの時代
これが百京回も計算できるまですすむといわれてる。人間はこんなことができない。計算速度が全然ちがう。さらに記憶容量も。ハードディスクを積みあげれば事実上はほぼ無限に。そうなると二〇四五年までに人類がすべて束になっても一台のAGIにかてないという。まあそんな時代に。これが技術的特異点なんだけど。はい。もう一つ大切なことが。

* 人類のかわりにはたらいてくれる
AGIが自分よりすぐれたAGIを開発できるような。うん、そうなる。AGIが無限に。AGIの知能があがってゆく。ふうん、ターミネイタの世界。これが本当のシンギュラリティ。じゃないか。ふうん。このシンギュラリティがくると何がおきるか。ふん。人間の仕事のおおくがなくなる。人間がやらなくてもロボットやドローン、マニュピレータ、AIとか。それを組みあわせて人間のかわりにやってゆく。そんな時代が。

* 人間は何をするか、技術的失業者が
そうなったら人間は何をやればいいのか。ふん。はたらきたくてもはたらけない。これ重大な問題で。第一次産業革命の英国、綿製品の生産性向上のための。最終的には蒸気機関。はい。機械化することにより失業者がでると。はい。これは技術的失業者という。はい、機織物の機械をこわしたり。そうそう。ラッダイト運動とか。はい、教科書に。要は機械に仕事をうばわれると。工場の機械をこわしてゆくという運動がおきたほどで。はい。技術的失業者という。はい。

今でいうとネットショップ、オンラインで巨大な書店ができた。ああ、頭文字がAの。そう、あれで町の書店がつぶれていってる。ううん、私の出身地の書店も。すると書店員さんが失業。これは完全な技術的失業。こういう技術の発展によりでてくる。うん。勿論、失業した人が転職してあたらしい職につけば社会的な問題は。はい、ところがAGI、ロボット、ドローンが人間を 代替してゆく。こうなると人間は他の職につけない。 ふうん。すると飢えじにする人も。人間はご飯をたべないと。はい。そのためには所得をかせがなければ。はい。所得のためにはたらいてた。はい。はたらく場がきえてゆく。はい。で、他にあたらしい職がうまれるわけでない。ふうん。今までの産業革命とはちがう。へえ、ではどうなる。はい、するとこのBIが。ああ。

* BIの所得保障の考えはどこからきたか
で、ベーシックインカムという話し。ほう。でも今いわれてるAIとかBIとか。そんなシンプルなものでない。ほう。では、その説明を。さっき所得をかせがなくてはといった。はい。所得とお金はちがう。これわかりますか。ええ。

* そもそも所得はどうしてえるのか
所得をかせぐのと、お金をかせぐのは必ずしもいっしょでない。はい。ふうん、通貨でもらわないとか。うん、そもそも所得とは我々がはたらいてモノやサービスを生産する。そして支払いをうけた時にうまれる。たとえばこんなシミュレーションをやる。

一、まず銀行からAさんが一万円をかりる。その一万円でBさんからリンゴをかう。その時Bさんに一万円の所得がうまれる。はい。リンゴを生産して一万円でうったから。はい。
二、で、Bさんがこの一万円でCさんからバナナをかった。するとCさんに一万円の所得がうまれる。
三、これでCさんがAさんからミカンをかって一万円をはらう。。するとAさんに一万円の所得がうまれる。こういうこと。はい。
四、Aさんは最後にもどってきた一万円を銀行にもどした。どうですか。はい。

一万円のお金で三万円の所得がうまれたということ。はい。三人がそれぞれ一万円づつの所得をえた。はい。普通の人は一万円のお金で一万円の所得とかんがえてしまう。へえ。そうじゃない。はたらいて生産して生産物にたいし支払われた時に所得がうまれる。このことを理解しなくては。はい。ということで所得がふえてゆく。はい。

では、こんな場合も。
一、Aさんが庄屋さん、豪農ですね。ここから米を一俵かりる。それでAさんはBさんに一俵をわたしてリンゴをかう。はい。
二、それからBさんはCさんに米一俵をわたしてバナナをかう。
三、CさんはAさんに米一俵をわたしてミカンをかう。ふん。これをみて。
四、AさんにもBさんにもCさんにも所得がうまれてる。成程、でもお金でないでしょう。はい。で最後は庄屋さんに米一俵をかえした。というわけでお金と所得は必ずしも一致しない。

はい。で、こんな時代があったのか。はい。江戸時代、米本位制、厳密には半米本位制。小判があったから。でも武士の給料は米で。ふむ。だから二百石取りの旗本。ああ、加賀百万石と。そう、この石高で所得のおおきさ財産額をあらわした。実はこれは戦後ぐらいまでつづいたと。つまり米を通貨みたいに。ふむ。で、これは前提となる話し。では。はい。

* 生産し支出をうけた時に所得が、どんどんふえてゆく
つまりAさんはCさんにミカンをうって米一俵を手にいれたけど、その米で他の人に支払う。そうすると支払いをうけた人が所得をえる。こういう形で米でもお金でも何でもよいが生産と支出によって所得がどんどんとうまれてゆく。こういうのが経済だ。ふん、これが。そう、厳密にいえば名目経済。ふうん。で、今のパターンの経済がうまれたのが。それは産業革命。ふうん。

* 産業革命前の経済、土地にしばられた生産
産業革命の前の世界というと生産にとうじる資源は土地と労働。基本は農業。ふん。土地の上で労働して生産物がえられる。それを消費するという。こういうパターン。この時、生産性の向上は労働者一人当たりの生産の拡大。これは大変なこと。ふん、労力が。いや、土地がふえないと労働者をふやしても生産は。ふむ、まず開墾か。うん、開墾か侵略。ああ、成程。

というわけで産業革命前の戦争はほとんどが土地の奪いあい。ふむ、領土の奪いあい。そこで問題が。ここにに三橋国と瀧本国があって瀧本国がせめて三橋国から土地をうばった。瀧本国はやったと、でも三橋国はへってる。地球全体としてはかわりない。。ふん。ということで産業革命以前は労働者一人当たりの生産物がふえない。こういう状態が千年もつづいた。ふん。これの何が問題かというと労働者一人当たり生産物が労働者一人当たりの所得になるということ。ふん。
* 産業革命以降、生産性向上が容易に
生産性向上というのは。はい。労働者一人当たりの生産をふやすこと。すなわち一人当たり所得をふやすこと。そういった定義になってる。はい。革命以前の人々はゆたかになれなかった。はい。貯蓄ができなかった。ふうん。生存ぎりぎりの所得しかなかったから。ところが 産業革命以降。そこでは土地はたいしたものでない。生産にとうじるのは資本と労働と技術。はい、金と人と。ああ間違い、そこがおおくの人が間違うところ。

ああ、金でない。そう資本。これは生産活動に必要な固定資本のこと。ふうん。たとえばインフラストラクチャ、とか、建物とかあるいは工場、設備、運搬車両。ふん。生産活動に必要な固定資産をいう。それをとうじるためには、かう。だからお金が必要。だから資本がお金と。ここが間違い。ふうん、資本主義はお金主義でなくて。

* 資本主義の真髄、資本をふやして生産性向上
するどい指摘。その資本の上で我々がはたらいて生産活動をしてる。はい。私がここで話しをしてる。はい。これは生産活動。ふうん。高速道路とか車とかビルがなければ。できない活動。はい。これはあらゆるビジネスでそう。誰でも通勤。はい。そのために鉄道。はい。あるいはモノをはこぶ。だったら高速道路と大型トラックが必要。はい。そういう資本をとうじる。これが生産活動に。これが資本主義の真髄。はい。

ちなみに労働者をふやすという発想は資本主義にはない。ふむ。労働者でなく。資本だ。はい。簡単にいえば工場をーつつくればいい。最先端なものにする。そのためには技術がいる。はい。だから技術を向上させる。はい。だから資本と技術にお金をとうじて労働者一人当たりの生産物を。すなわち所得をふやす。これが資本主義。ふうん。ちなみにこれは豆知識だけど日本人は資本を間違えてるが投資も。投資というと株式投資というイメージ。ああ。資本を投資することが投資。
* 資本をつくる投資は公共投資、設備投資、住宅投資だけ
この動きがまさに生産活動に資本をとうじてること。これが投資。はい、成程。つまり投資には次の三つしかない。
一、公共投資
二、設備投資
三、住宅投資
これだけ。はい。住宅は消費とおもうかも。はい。ここのオフィスはちがう。消費じゃない。では個人住宅。これは今、住宅をかうこと。あるいは投資することで将来にわたって住居という便益をえるという考え。ふうん。投資のポイントは今、お金をつかうことにより将来の所得をえる。成程。インフラも工場も建物もそう。ただ投機用マンションは 別のこと。

だからGDPで投資とみとめられてるのはこの三つ。成程。株式投資ははいってない。ふうん。最近、ちょっと定義がかわった。へえ。投資のなかに技術もはいる。ほう。ふむ、技術投資。はい、そう。昨年十二月に。ほう、研究投資も。そう。今まで費用ということで処理されてた。へえ、投資。そう。

* 資本主義の特徴、資本を生産して生産性を向上
さて我々は今や 産業革命後の世界にいきてる。これのいいところは資本を生産できること。ほう、生産物として。そう。だから高速道路という資本を生産し車という資本を生産し運送サービス業が運送サービスという生産活動にとうじる。

生産性がぐっとあがる。ふうん。それは当然、人力であるいてはこんでも。ところが高速道路、大型トラックではこぶ。成程。で、大型トラックのドライバーさんの所得がぐっとあがる。ゆたかになる。成程。これが資本主義の本質なんだが。たぶん。はい。で、今後何がおきるか。たぶんこうなる。

* 第一次から第五次産業革命へ
この図(第一次産業革命から第五次産業革命)をみる。生産にとうじるものが資本と労働だったものが、第五次では労働が資本のなかにはいる。つまり労働が資本化する。ふうむ、何をいいたいかというと。今まで労働は人間がになってた。ところがこれからはロボットとかドローンとかAIが代替する。ほう。

資本家からみると労働は生産できるようになる。労働は資本で生産できる時代がやってくる。人間も資本家もできないが生産されたロボットはロボットを生産できる。それで生産されたロボットを資本としてまた生産活動にとうじる。これを繰りかえす。人間はいらなくなる。はい。こうして論理的には無限に生産を拡大できる。ああ、でも消費するのは誰。いい指摘。私たちははたらいて所得をえてそのお金で消費。はい。誰かがかってくれなければ生産してもしようがない。ふん。

* はたらけなくなった人間がどうして所得をえるか
この労働の資本化がはじまると人間は仕事につけなくなる。はたらかなくてもよくなるのでなく、はたらけなくなる。ふうん、はたらく場所がない。そう。じゃあ我々は所得をえられない。だから消費ができない。ふうん、経済が成りたたなくなる。はい。消費がなければ生産がおきなくなる。だから第五次では消費の部分が問題となってくる。皆んなはたらけないので誰が消費するのかと。ふうん。所得がないのに。うん、だからこれBI、ベーシックインカム(basic income)の登場。ところで別の考えもある。ほう。それはこう。シンギュラリティ、AIが発展、あるいは第五次が発展。これまで説明してきたようにデフレーションギャップが。これが無限に拡大。

* ベーシックインカムの登場、お金のいらない世界か
つまり資本化した労働をもつ資本。これが生産能力を無限に拡大してゆく。はい。ここで資源の 限界を無視する。すると総需要をはるかに上まわるハイパーデフレーションの世界になる。はい。そうなると最終的に、もしかしてお金が不要になるかも。ふうん。つまり私たちが何かほしいとおもう。ボタンをおす。すると勝手に生産してドローンがはこんでくれる。ほう。スーパーマーケットで買い物。籠のなかにどんどんほりこむ。そのままでてゆく。ふんん、いくらでも生産されてる。だからお金なんか必要ない。という世界になる。はあ。つまりただ。はい、その時には 電気もただ。核融合技術でエネルギーフリーの世界になってる。ううん、でも前の段階では、労働の資本化がおこなわれた段階なのでは。技術的失業の嵐でしょ。大パニックになってる。ううん。で、こっちの資本家さんもこまってる。ああ。だって買い手がいない。なのに何故、生産するのかと。だってどうやってもうける。ふん。

* 最低限の所得を保障
だからベーシックインカムだと。成程。要は最低限の所得は保証する。というようなアイデアが今でてるわけ。ベーシックインカム自体はミルトン・フリードマンがかんがえた。フリードマンのような規制緩和、自由主義をやってゆくと負け組がでる。ふん。負け組は所得がえられないから。飢えじにするから。ふん。ぜったい社会が不安定化するとか、はたらかない人々がでるとか。はたらきたくない人々も。そんな連中もほっておくとやっぱり飢えじに。そのために生活保障を。やったらどれくらいがかかるか。わからない。などなど。ふん。だから最低限の生活だけは保障する。ううん。

* 全国民に機械的に所得を分配
上の高所得者層からお金をとって自動的に分配する。ええ、全国民に。だから、負の所得税と。ふうん、もらえる所得税。はい、これだと機械的にやるだけだから生活保護の不正受給とかも。ふん。社会保障の無限拡大もなくなるでしょう。へえ。で、フリードマン的にはベーシックインカムで満足する連中はそれでいきてゆけ。でもそれでいやならちょっともうかるように設計されてた。はあ。そう。ついでにいっておく。

この話しの前提はまず年金廃止、失業手当廃止、公的医療廃止、ふむ、こっちのほうがきびしい。医療費も自己負担。ベーシックインカムしかもらってないと病気になればしんでしまう。でもそれも自己責任でしょうと。はあ、そんな発想。はい。

* ハイパーデフレーションで日銀がお金をどんどん発行
では話しをもどらせハイパーデフレーション。ならお金をどんどん発行。でもインフレにならない。どうですか。すばらしいつっこみ、フリードマンの考えは高所得者層からとる。そこを財源とするというもの。はい。だが瀧本理論では日銀にどんどんお金を発行させる。そういうベーシックインカムもある。はい。でも、ここで問題は。はあ。理想の状況を前提に説明するが、中央銀行とか銀行が国民のそれぞれの口座に毎月入金する。たとえば月三十万円を。はい。

これはつかっても、ためこんでもいい。はい。ただね、これは仕事をしたくない人々にとってハッピーかも。しかしここにかならず資本家という人たちがいる。つまり生産してる人たちが。うん。特権階級になるでしょう。ふうん彼らはとんでもない所得をかせぐ。何故なら労働も資本も生産可能ということはこの輪を無限にまわしてゆけば、無限に所得を拡大してゆける。ところが一般人はベーシックインカムをもらって消費してゆく。成程、蟻の家来と王様という感じ。はい。しかも政治は。なくならないでしょう。

* 資本家の強大な政治力が何をするか、民主主義は
ふん。ということで政治力というものもなくならない。はい。で、上の人びとは一般の人びとでない人びとは無限の政治力をもつだろう。ああ。こんな状況が民主主義か。成程。それが成立するのか。はい。今のトランプ政権はそれにたいするアンチテーゼ。ううん。今のアメリカをもっと極端にしたもの。資本家が我々ベーシックインカムを洗脳して。ふん。支配することに。ほう、独裁がはじまるということ。いや、独裁より貴族政社会。へえ。たとえば放送、民間が。そこの資本をもってる人びとがやりたいほうだい。ふむ、今も。だからもっとひどく。だからといって国営にしたらいいとは。はい。そうなら中国はどうか。中国共産党はどうか。国家が報道を支配してる。ひどい格差社会となってる。ぜつたいにそっちの方向にゆく。ううん。これはまずい。ふむ。そういう議論をしなければ。これに問題意識をもつ人びとがいる。

* イリジウムの世界とは
イリジウムという作品がある。これはシンギュラリティで人間はしなない。それは特権階級の人びと。別の衛星にすむ。地球上ではベーシックインカムの人びととそれもない奴隷の人びとが。消費する奴隷。へえ。消費する奴隷には医療サービスの恩恵はない。普通にしぬ。ふん。イリジウムではしなない。うつくしい緑の空間で人間がすむ。天国。地球はロボットと消費する奴隷のすむ社会。こんな社会となるのかな。成程ね。こうなるとどうなる。ふん、やはり不満をもつ。そう。上をしらなかったら不満はもたない。だが実際に地球人はしってる。あそこにゆけば自分たちはたすかる。病気になってもたすかる。だけど今はたすからない。ということ。だから密入国しようという物語りだ。ふうん。そういう方向にむかうというパターン。へえ。

* もっと究極の社会では
さらに話しはもっとすすんで、さっきいったようにハイパーデフレーション。どんどんすすむ。すると生産するモチベーションは。はあ。たぶん国家がやるという話しに。へえ。ふうん、そうすると三橋さんがいうビッグブラザーの世界、完成されたすばらしい社会主義の社会が。ううん、どうなるのか。ううん。ただ私のもってる懸念を。はい。今、AIとかBIという人びとは。あまりにも政治を無視して議論してると。ふむ、この話しを私はどうまとめて。いや、誰もわからないからまとめなくても。私がいいたいのは論理を追及してゆけばいくつかの可能性がみえる。それが人間にとってどういう意味があるのか。理想の社会になるのか、格差社会になるのかと。たんじゅんにAI、BIと議論する人びとには疑問をかんじると。どうもありがとうございました。

(本文おわり)

* 感想
一、コンピュータの発展がゆくつき今まさに驚異的生産技術がうまれる。人間がはたらかなくてもよい世界がうまれようとしてる。生産技術の代表としてのAIあたらしい社会をささえる分配システムとしてのBIが議論されてる。まるでSFの世界が出現するかのような議論がおこなわれてるが、そこでは強大な生産力と政治力をもつ資本家も出現する。この重要な問題の議論にあまり政治が登場してこないのに不安をかんじる。これが三橋氏のいいたいこととおもう。

二、この世界が二〇四五年頃にうまれると三橋氏はいう。はたしてそうか。私は日本人、まつもとゆきひろ氏が開発したルビーという言語でプログラムをつくった。文章の佼正を 支援するもので私には必須のものである。そのバージョンは1.9.3p392 である。

ところで最新のバージョンが公表される前にバグつぶしがおこなわれる。これは人間がやる。これを処理するプログラムが完成したとはきいてない。また新バージョンが発表された後でもバグつぶしはつづく。これも人間がみつけ、おこなう。言語開発で人間が関与しなければならない重要な分野である。このように認識してる私の感覚からは二〇四五年にそんな時代が出現するとはおもえない。率直な感想である。

三、私はこの議論をデフレ脱却にくるしむ日本への警鐘とうけとめた。実は、三橋氏の本意もそうでは。巨大な生産力をもつ社会の出現は夢物語でない。そんな時代に日本が活躍できる充分な能力もつ。しかし道徳的あるいは家計発想の経済論をぬけだせず、いまだにデフレにくるしむ日本経済。それへのそれとない警鐘とした。そうおもうが、どうだろう。

(おわり)

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